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資産1億今井絵理子議員 女がキレる心理5

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■今井議員は資産約1億 橋本市議は歯科医院も開業

それだけ損得に敏感なわけで、税金にしたって、ほとんどの国民は好きで払っているわけではなく、嫌々払わされていると感じているはずだ。当然、「奪われた」という感覚になる。「奪われた」税金が不倫や密会に使われたとなれば、「不正に害された」という被害者意識が芽生え、怒りの炎が燃え上がる。

怒りとは、古代ローマの哲学者、セネカが述べているように、「自分が不正に害されたとみなす相手を罰することへの欲望」にほかならないので、バッシングも激しくなる(『怒りについて』)。

5) 羨望の対象になりやすい要素を今井氏と橋本氏が持っていることも、世間の怒りを買う一因になったと考えられる。

羨望とは、17世紀のフランスの名門貴族、ラ・ロシュフコーに言わせれば「他人の幸福が我慢できない怒り」なのだが、この“幸福”の要素を、2人とも少なからず有している(『箴言集』)。

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『ラ・ロシュフコー箴言集』 (岩波文庫)

まず、今井氏は、アイドルから国会議員へと華麗な転身を遂げ、若く美しい。また、今年1月に公開された資産報告書によれば、預金6800万円を含めて9899万円の資産を保有している。

パートやアルバイトをかけ持ちしながら切り詰めた生活を送っているシングルマザーからすれば、1億円近い資産があり、年間2000万円以上の歳費が支給される今井氏は、まさに羨望の対象だろう。

橋本氏も、神戸市議であるだけでなく、歯科医でもあり、歯科医院を開業している。高収入であることは容易に想像がつく。したがって、「富も名誉も手に入れたうえ、元アイドルと交際できるなんて……」と、世の多くの男性が羨望のまなざしで眺めるのは当然である。

「夫(橋本市議)は生活費を大幅に減額した」

これらの5つの要因があいまって世間の怒りに拍車をかけたと考えられる。もっとも、夫を“略奪”された橋本氏の妻の怒りに比べたら、世間の怒りなどちっぽけなものかもしれない。

7月30日に放送された番組「Mr.サンデー」(フジテレビ系)に、橋本氏の妻がコメントを寄せ、橋本氏の主張に真っ向から異議を唱えている。「ここ4、5年、事実上婚姻関係は破綻している」という橋本氏の主張に対して、妻は「4、5年前から破綻している事実はない」と反論し、「去年8月、一方的に離婚してほしいと言ってきた後、9月からは妻と2人の子供を残して自宅に戻らなくなった。生活費も大幅に減額された」と訴えている。

どちらの主張が事実なのかは、双方の言い分を聞いたうえで慎重に判断しなければならないが、少なくとも妻は橋本氏のふるまいを「不正」と受け止めた可能性が高い。

セネカは、「怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望である」とも述べている。これから妻のどんな復讐が始まるのか、興味津々である。

(精神科医 片田 珠美)

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