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- 2011年06月29日 17:46
【新聞チェック】天才ハッカーを社員採用のワケ、ソニーを“脱獄”したジョージ・ホッツ氏を雇うフェイスブック
ソニーのTVゲーム機「プレイステーション3」(PS3)をハッキングしたことで知られる天才ハッカー、ジョージ・ホッツ氏(21)が堅気の道に入った。世界最大級の交流サイト「フェイスブック」が、彼を社員採用したのだ。著作権をめぐってソニーと裁判沙汰になっていた彼を、超一流IT企業がなぜ雇ったのか。29日付の日経産業新聞が「異才、成長の試金石」という記事で詳しくレポートしている。
この記事によると、ジョージ・ホッツ氏は07年8月末、当時発売されたばかりの米アップル社のスマートフォン「iPhone」の携帯電話会社を自由に選べるように改造。世界的に注目されるようになった。当時、まだ17歳。ジョージア州のエリート公立高校を卒業し、ロチェスター工科大学(ニューヨーク州)への入学を待つ夏休み中だったという。
ホッツ氏はそこから、製造会社が施した制限を突破して機器を自由に使えるようにする「ジェイルブレイク(脱獄)」技術を持つ天才ハッカーとして活動。09年末からは難攻不落と言われたPS3のジェイルブレイクに挑戦し、10年12月に成功させた。翌年1月にその手段をブログで公開したところ、ソニーに著作権法違反で訴えられた。ホッツ氏は3月末に和解したが、この一連の経緯が、ソニーへのハッカー攻撃の引き金になったとの見方も出ている。
フェイスブック社は「ホッツ氏の入社は事実だが、現時点でそれ以上お答えすることはありません」としているが、米国のメディアの一部からは、フェイスブックのタブレット向けアプリの開発をしていると報道も出ている。
日経産業新聞の記事では、フェイスブック社がホッツ氏を雇った理由を、同社の独特な社風にあると推測している。
・フェイスブックがハッカーを社員にしたSONYへの影響は?
マーケティングの専門家、大西宏氏は「君子危うきに近寄らずから、さらに一歩踏み込んで、危うきを味方にしてしまうぐらいのおおらかさが必要だということでしょう」と、フェイスブック社の判断を支持する。
「ソニー攻撃の引き金になった」との見方も
この記事によると、ジョージ・ホッツ氏は07年8月末、当時発売されたばかりの米アップル社のスマートフォン「iPhone」の携帯電話会社を自由に選べるように改造。世界的に注目されるようになった。当時、まだ17歳。ジョージア州のエリート公立高校を卒業し、ロチェスター工科大学(ニューヨーク州)への入学を待つ夏休み中だったという。
ホッツ氏はそこから、製造会社が施した制限を突破して機器を自由に使えるようにする「ジェイルブレイク(脱獄)」技術を持つ天才ハッカーとして活動。09年末からは難攻不落と言われたPS3のジェイルブレイクに挑戦し、10年12月に成功させた。翌年1月にその手段をブログで公開したところ、ソニーに著作権法違反で訴えられた。ホッツ氏は3月末に和解したが、この一連の経緯が、ソニーへのハッカー攻撃の引き金になったとの見方も出ている。
フェイスブック社は「ホッツ氏の入社は事実だが、現時点でそれ以上お答えすることはありません」としているが、米国のメディアの一部からは、フェイスブックのタブレット向けアプリの開発をしていると報道も出ている。
技術至上主義の社風
日経産業新聞の記事では、フェイスブック社がホッツ氏を雇った理由を、同社の独特な社風にあると推測している。
ソニーの目には“厄介者”としか映らないであろう同氏を雇ったのは、フェイスブックの基本的な考え方と関係がある。米シリコンバレーのフェイスブック本社。最初にここを訪れた多くの日本人は壁面を見て驚く。「HACK」――。こう大きく記してあるからだ。ここでは「ハック」は情報システムへの不正侵入ではなく、高度なプログラミングなどを指す。最近は大手メディアや政界で実績を積んだ「エスタブリッシュメント」の採用が増えていた同社が、原点に帰って有能な技術者をどんどん雇うためのPR材料として、ホッツ氏を雇ったのではないか?と結論付けている。
自らプログラムを書くマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が設立した同社は元来「ハック」という言葉に代表されるように技術至上主義の色彩が濃かった。
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マーケティングの専門家、大西宏氏は「君子危うきに近寄らずから、さらに一歩踏み込んで、危うきを味方にしてしまうぐらいのおおらかさが必要だということでしょう」と、フェイスブック社の判断を支持する。



