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4月10日投票 都知事選スタート - 【小川裕夫】

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 3月24日、東京都知事選挙が告示された。4月10日の投開票まで、今後4年間首都・東京を担う為政者を決める戦いがつづく。BLOGOSでは、“都知事選特集2011”と銘打った特集サイトを開設している。ここでは、17日間にわたる選挙戦をリポートしていくが、まずはさらっと過去の都知事選をおさらいしておきたい。

 東京都知事選挙は、公選制が導入されて施行された1947(昭和22)年以降、現職知事が立候補した場合は一度も破れたことがない。現職の石原慎太郎都知事は3期12年を務め、今回の選挙で4期目に挑む。前回の選挙では280万票を獲得し、2位の浅野史郎候補に100万票以上の差をつけて圧勝した。前回、石原都知事は「最後の奉公」と訴えて当選。そのため、今回の選挙には出馬しないと思われていた。一転、石原慎太郎都知事は出馬表明。これで役者はそろった――
 
 今回、3月11日に発生した東日本大震災の影響から、一時は都知事選の延期も検討されたが、3月24日に告示、4月10日に投開票と日程の変更はされなかった。

 選挙日程に変更は生じなかったが、各候補は過剰な選挙活動を自粛するなど、一定の配慮を見せている。静かな選挙戦になり、単純に有権者に政策をアピールする場は減った。

 だが、告示後だけが選挙戦ではない。告示前から立候補表明者は政見を述べる場に登場したり、自身の政策を示したパンフレットやポスターの配布をして“水面下”で支持を固めてきた。

 従来、選挙は後出しじゃんけんの方が有利と言われる。早めに立候補を表明すると、テレビや新聞といったメディアは公平性を保つために露出が限られてしまうからだ。だが、有権者のことを考えれば政策をじっくり吟味できる。選挙戦術としては後出しじゃんけんが有利でも、有権者にとっては早めに立候補してくれる方が有益なのである。自分が勝つことを優先するのか、都民に政策を語りかけることを優先するのか。出馬表明のタイミングからはそうしたことも読みとれる。

 だが、今回の都知事選では立候補を早く表明してしまったために、珍事が発生した。

 現職の神奈川県知事である松沢成文さんが、3月1日に東京プリンスホテルで都知事選に出馬するとの会見を開いた。現職の神奈川県知事がスライドして東京都知事選に立候補を表明することは異例だが、松沢さんは現職の石原慎太郎都知事の盟友でもある。つまり、松沢さんの出馬は、石原さんの不出馬を意味する。

 記者会見で松沢さんは「(盟友である)石原都知事は自分の都知事選出馬を理解してくれた。たとえ(石原都知事が4選)出馬しても、(自分が)出馬を断念することはない」と力強く宣言。

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 にも関わらず、石原知事が出馬宣言すると松沢知事はトーンダウン。結局、「首都圏連合で協力してきた2人が選挙で争うのはプラスにならない」と、有権者には意味不明な理由で出馬を断念した。

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