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【BLOGOS対談】田原総一朗氏「民主党を負かしたのはマスコミ」

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池田:朝日新聞なんて、社長は社会部から出たことがないはずです。政治部と経済部が交替で、社長になっているんですよね。やっぱり日本の新聞社の中で、ある種の本音と建前の使い分けみたいなことを、ずっとやってるんです。


田原:日本に本当はタブーなんてないんだ。新聞社の中に、テレビ局の中にタブーがある。

池田:田原さんもご存知のように、電波のタブーというのはもの凄くキツい。僕なんて『電波利権』って本を4年前に書いたら、一切地上波に出られなくなった。田原さんの『朝まで生テレビ』が唯一ですよ、スタジオに出してもらったのは(笑)。

田原:まだ、出て下さい。

池田:来年くらいに……。

田原:テレビ局の自己規制は凄いですよ。最近良くないのは、全てのテレビ局にコンプライアンス部があること。コンプライアンスとは遵法精神の意味なんだけれど、本当の意味は違う。無難にやろうと、ヤバいことはやるなと。

池田:テレビ局にはブラックリストがありますからね。僕なんかは、そのリスト全部載っていますから。一昨年、元農水大臣の太田誠一さんが、秘書の自宅を事務所にしていた時、あの事務所の隣に僕が住んでいたんですよ(笑)。まったく偶然だったんですけれど、ある朝、9時頃に共同通信が来ている。表に出てみたら、各社がカメラを持って並んでいる訳ですよ。「なんだろう」と思ったら、そのまま中継されていました。この場所が農水大臣の政治団体の事務所だと。「僕はここに6年間住んでいるけれど、夫婦以外の人が誰も入るのを見た事がないですよ」って言ったら、そのままテレビに出ちゃって。

田原:池田さんが、出ちゃったんだ。

池田:いち住人としてインタビューされて、生の放送に出ちゃったんです。そうしたらスクープだと大騒ぎになった。それで各局からテレビに出てくれって言われるんですよ。「僕はいいけれど、これまで僕に出演交渉していた人は、たいてい最後はゴメンナサイと言ってくるんで、ブラックリストに載っているみたいだから、僕のことをちょっと調べてみて下さい」って言ったら、見事に各局全部ゴメンナサイでした(笑)

田原:それはひどいな。

池田:要するに、電波の問題についてコメントする人は、絶対に生放送に出してはならない。だから僕の友達でもね、名前は言えないけれど、田原さんの番組にレギュラーで出ていた某氏なんて、通信と放送の懇談会の座長をやった途端に……。

田原:ああ、彼ね。東洋大学の……。

池田:番組を下ろされてしまった。ワイドショーのレギュラーだったのに、情報通信法の事務局をやったら、途端に番組下ろされたり。要するに、通信と放送の融合というのは、禁句なんです、テレビ朝日では。あの世界は相当言論統制厳しくなっていますよね。

田原:本当に厳しいね。それからね、新聞の再販問題も口出ししたら、完全に駄目だしね。

池田:5〜6年前に、特殊規制の問題がありました。あれには唖然としましたよ。だって、特殊規制なんて何の意味もないことです。それなのに中川秀直さんや山本一太さん、普段は改革派を唄っている人が、特殊規制は言論の自由を守るために絶対必要だって、議員連盟を作ってしまった。高市早苗さんもでしたね。自称改革派の人ほど、マスコミに依存して生きているから、要するにに新聞社からドーピングをやってくれと言われると、やらざるを得ない。山本一太さんなんて、新聞社から政治献金まで貰っている。いわゆる改革派というのも、全く信用できない状況です。

田原:だから政治家はマスコミに弱いんですよ。マスコミもそういった所に圧力をかけているから、自主規制が凄い。具体的に言うと、小沢(一郎)さんのお金の問題がありました。検察は不起訴とした。あの時にサンデープロジェクト……まぁ、こんな事をやるからサンデープロジェクトは終った訳だけど(笑)。

池田:(笑)。

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