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【BLOGOS対談】田原総一朗氏「民主党を負かしたのはマスコミ」

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池田:マル経というのは、今の経済学会では完全に排除されている。まともな経済理論とはみなされていないんですが、どうも菅さんや仙石さんも、強い社会保障は気に入っている様子ですよね。


田原:それはね、神野さんの言い方が上手かった。『strong welfare(強い福祉),strong finance(強い財政),strong economy(強い経済)』と英語で言った。みんなカッコイイと(笑)。

池田:(笑)

田原:本当に言ったの。『strong finance』とは何のことだ? こんなに赤字がたくさんあって、何が『strong finance』だと。『strong economy』もです。常識だけれど、1990年に日本は国際競争力で世界一番だった。一人あたりのGDPも、2000年には世界で3番目だった。それが、GDPが今や23番目、1位だった国際競争力も27番目になってしまった。これで何が『strong economy』なのか。『strong economy』を目指すために、何をするんだと。

池田:因果関係が真逆だと思うんですよ。つまり、強い経済になったら、みんなが豊かになって、社会保証にも予算があてられるっているのは、分かります。でも、社会保障に税金をばらまいたら、強い経済になるっていうロジックはあり得ない。

田原:しかも菅さんはもっと突き詰めて、消費税を上げれば景気が良くなるって言ったんだ。

池田:増税で経済成長ってね(笑)。あのあたりから、何を言ってるのかよく分からなくなってきました。

田原:それに、菅さんがの仕方がないところだけれど、支持率が下がったら、慌てふためいて、何を言っていいのか分からなくなった。「私は消費税10%とは言っていません」とかね。その次は……。

池田:還付する。税金を戻すと言い始めました。

田原:しかも、県によって言ってることが違うんです。最初に行った青森では200万円以下。秋田に行ったら300万円。次が400万円になっちゃった。400万って言ったらね、日本の人口の46.5%が所得400万円以下ですからね。そうなったら10%も5%も同じなんですよ、ほとんどの人にとって。あんなことを言うから、何を言ってるんだこの人はって雰囲気になってしまった。

池田:さらに批判されたら、後退しましたね。所得税の累進率を高めるなど色々な事を言って、最後は増税そのものを取り下げてしまった。次の総選挙までは絶対に上げない、と。

田原:そうやって無茶苦茶言っているのに、大新聞は「賛成、賛成」と書き立てていた。

池田:選挙前までは優しかったのに、選挙終がったら、「増税で負けた」と批判されました。だったら、自民党だって増税を言っている。どういうことなんでしょうね、あれは。

田原:マスメディアはみんなね、結局は評論していない。結果論なんですよ。

池田:結果論だから、誰でもなんとでも言えますよね。

田原:終ってから、なぜ負けたのかを分析するなんて、誰だってできます。

池田:簡単ですよね。

田原:立ち上がりの時点から、「これは駄目だ、こいつは負ける」と言えなければ、評論家じゃない。全部結果論。

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