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- 2010年07月16日 19:30
【BLOGOS対談】田原総一朗氏「民主党を負かしたのはマスコミ」
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池田:今回ある意味で、地上波のテレビや全国紙と、一般国民の意識のギャップが出て来てしまいましたね。
田原:それが大きい。旧メディアの古さが露呈しました。ネットメディアが、旧メディアの古さをもっと突いていかなければならない。
池田:竹下内閣の時に、僕は経済番組を担当していました。税金の問題はテレビを作っている側からすると、すごく分かりやすいんです。
田原:一見ね。
池田:成長戦略や外交問題は、見ている人はさっぱり分からない。でも、税金が何%上がるって話は誰だって分かるし、誰でも嫌だって言うんですよ。番組作っている側としては、税金の話に焦点が行きやすい傾向はありますね。
田原:それにしても、菅さんはあまりにも安易に言ってしまった。最近の新聞報道が本当にひどかった。名前は言わないけれど、ある大新聞が、「民主党は財務省と癒着していて、財務省に動かされた」と報じています。財務省は税金取りたいから、菅首相は彼らに乗せられて消費税アップを言ってしまったと。つまり、政と官の癒着があったという訳です。事実は違うんですよ。僕は財務省の局長クラスと、今日も会ったけれど、菅さんは選挙が始ってから、財務官僚にまったく会っていない。だから彼に言ったの。「あんたが親切に教えていれば、菅さんはあんな馬鹿なことは言わなかった」って。菅さんは結局、大阪大学のある教授の言うと通りにやっていましたね。
池田:小野(善康)さんですね。
田原:この教授は学会でコテンパンにやられています。僕は仙石(由人)官房長官に、菅さんの言っていることは間違いだと指摘しました。「菅さんと大阪大学の教授を引き離せ」とも言った。そうしたら、「私もそう思う、枝野もそう言っている」と。
池田:へぇ……。
田原:ところが、菅さんは、あの先生の言葉を丸暗記しています。下手に引き離して、仙石や枝野が理屈を付けると、いかにも借りて来た理屈に見えてしまう。しかも理論自体も矛盾する。これは駄目だと分かった。実は財務省のある局長も、「私たちに相談してくれれば、あんな酷いことは言わなかったはずだ」って言っていますからね。それなのに大新聞は、取材もしないで財務省と癒着していると言っているんですよ。
池田:率直に言って、僕も小野善康さんの理論には……。学会でも何度もおかしいと議論がされていて、議事録にも残っている。一回、僕のBlogでも紹介したんです。小野さんは学会で質問をされているのに、ちゃんと答えていないと何回も批判されています。誰もがおかしいと言っていて、当の本人もちゃんと答えていないのに、それを総理大臣が丸写ししたとはね。「日産のゴーンさんの首切りは良くない。彼は首切りが上手い」なんて、首相にしてはキツ過ぎる表現です。これは首相として大丈夫なのかと何度かBlogに書きました。田原さんの話を聞く限り、官邸でも同じように思っていたようですね。
田原:そう。官邸の幹部達もなんとか引き離したいと思っているけれど、下手に丸暗記しているから、引き離したら大変なことになる。そう言った指摘が新聞にまったくない。
池田:そうなんですか?
田原:そうですよ。朝日新聞なんて選挙直前に小野さんのことを絶賛している。
池田:そうそう、社説でありましたね。僕もビックリしましたよ。
田原:何を言ってるんだ、今頃ってね。
池田:正直、彼らも理解して言っているのかと思っていましたよ。そして、菅さんの意見にはもうひとつの問題があります。いわゆる強い社会保障で、強い経済です。これまたよく分からないことを、菅さんが一生懸命おっしゃっていました。あれも、神野直彦さんという政府税調専門家委員会の会長からの受け売りです。率直に申し上げて、彼は“マル経”(マルクス経済学)の方ですよね。
田原:スウェーデン礼賛者だもの彼は。
田原:それが大きい。旧メディアの古さが露呈しました。ネットメディアが、旧メディアの古さをもっと突いていかなければならない。
池田:竹下内閣の時に、僕は経済番組を担当していました。税金の問題はテレビを作っている側からすると、すごく分かりやすいんです。
田原:一見ね。
池田:成長戦略や外交問題は、見ている人はさっぱり分からない。でも、税金が何%上がるって話は誰だって分かるし、誰でも嫌だって言うんですよ。番組作っている側としては、税金の話に焦点が行きやすい傾向はありますね。
田原:それにしても、菅さんはあまりにも安易に言ってしまった。最近の新聞報道が本当にひどかった。名前は言わないけれど、ある大新聞が、「民主党は財務省と癒着していて、財務省に動かされた」と報じています。財務省は税金取りたいから、菅首相は彼らに乗せられて消費税アップを言ってしまったと。つまり、政と官の癒着があったという訳です。事実は違うんですよ。僕は財務省の局長クラスと、今日も会ったけれど、菅さんは選挙が始ってから、財務官僚にまったく会っていない。だから彼に言ったの。「あんたが親切に教えていれば、菅さんはあんな馬鹿なことは言わなかった」って。菅さんは結局、大阪大学のある教授の言うと通りにやっていましたね。
池田:小野(善康)さんですね。
田原:この教授は学会でコテンパンにやられています。僕は仙石(由人)官房長官に、菅さんの言っていることは間違いだと指摘しました。「菅さんと大阪大学の教授を引き離せ」とも言った。そうしたら、「私もそう思う、枝野もそう言っている」と。
池田:へぇ……。
田原:ところが、菅さんは、あの先生の言葉を丸暗記しています。下手に引き離して、仙石や枝野が理屈を付けると、いかにも借りて来た理屈に見えてしまう。しかも理論自体も矛盾する。これは駄目だと分かった。実は財務省のある局長も、「私たちに相談してくれれば、あんな酷いことは言わなかったはずだ」って言っていますからね。それなのに大新聞は、取材もしないで財務省と癒着していると言っているんですよ。
池田:率直に言って、僕も小野善康さんの理論には……。学会でも何度もおかしいと議論がされていて、議事録にも残っている。一回、僕のBlogでも紹介したんです。小野さんは学会で質問をされているのに、ちゃんと答えていないと何回も批判されています。誰もがおかしいと言っていて、当の本人もちゃんと答えていないのに、それを総理大臣が丸写ししたとはね。「日産のゴーンさんの首切りは良くない。彼は首切りが上手い」なんて、首相にしてはキツ過ぎる表現です。これは首相として大丈夫なのかと何度かBlogに書きました。田原さんの話を聞く限り、官邸でも同じように思っていたようですね。
田原:そう。官邸の幹部達もなんとか引き離したいと思っているけれど、下手に丸暗記しているから、引き離したら大変なことになる。そう言った指摘が新聞にまったくない。
池田:そうなんですか?
田原:そうですよ。朝日新聞なんて選挙直前に小野さんのことを絶賛している。
池田:そうそう、社説でありましたね。僕もビックリしましたよ。
田原:何を言ってるんだ、今頃ってね。
池田:正直、彼らも理解して言っているのかと思っていましたよ。そして、菅さんの意見にはもうひとつの問題があります。いわゆる強い社会保障で、強い経済です。これまたよく分からないことを、菅さんが一生懸命おっしゃっていました。あれも、神野直彦さんという政府税調専門家委員会の会長からの受け売りです。率直に申し上げて、彼は“マル経”(マルクス経済学)の方ですよね。
田原:スウェーデン礼賛者だもの彼は。



