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豊洲・築地2市場両立不可能

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■市場の活性化に必要な事

卸売市場は経営率が低下している。今後、市場の活性化に何が必要か、との質問に対し、まず、現在ネット販売等流通ルートが多様化している点については、「様々な購入先があるのはよいことなので進めていくべきである」と藤島氏は述べた。

そして、経営率低下の原因は「加工品が増えていることである」とした。現在、卸売市場は卸売市場法に基づいて生鮮食品等(「等」とは花き)を扱っており、未だ市場は生鮮品を扱う所という認識で、「加工品を扱うノウハウがない。」という。

しかし現状として、加工品が増えているので、「加工品が増えてくればくるほど市場の経営率が低下することになっている」と指摘した。

藤島氏は、加工品が増えている理由の一つに高齢化が挙げられる、という。高齢者は体力の衰えや単身者の増加で、外食や中食(なかしょく:弁当や惣菜等出来合いのものを買ってきて自宅で食べる)を利用するようになるからである。

そして、藤島氏は「中食企業、レストランもチェーン・企業化している。」ことを指摘した。理由として、生ものを調理することは、人件費や残り物を産業廃棄物として出さなければならないこと、また衛生等、様々な問題が発生することを挙げた。その結果、加工品の出回り量が増えているという。

加工品の中では特に「野菜が増えてきていて、ポテトチップス等含め少なくとも(市場に出回る)3割以上が加工品である。さらに、果物はジュースが多いが半分近くが加工品である」。

このように結果として市場の経営率が徐々に下がってきている。市場の活性化には、「(生鮮食品だけでなく)加工品も取り扱えるようにし、また、中食・外食等の業務用に対応できるようにするべきだ。」と強調した。

細川氏は、「生活・ライフスタイルに合わせた市場の求められている姿があるだろう」と述べた。

■今後の築地市場の見通し

現在、豊洲は一時移転、仮住まいのような形に見受けられるが、最終的に築地にこれまでの市場の機能を全面的に残すことについて、藤島氏は「築地にするか豊洲にするか、どちらかをはっきりさせなければならない」との考えを改めて強調した。

また藤島氏は、築地市場を使う場合、「何年までに建物作るのか、何年頃から営業できるのか」を具体的に明らかにすべきだと指摘した。例えば、小売り業者が東京都内は多い。商店街の中に魚屋、八百屋があるからで、地方はむしろスーパーが多い。そうした小売業者が「安心して仕入れるような状況を作らなければならない。

もし、築地市場の先行きが不透明なために、「跡継ぎに任せられないとなり、もし廃業してしまったら」消費者、特に高齢者にとって大きな不利益となる、と藤島氏は締めくくった。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2017年6月24日放送の要約です)

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