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【特別寄稿】津田大介氏「政治家のTwitter利用術」

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<前回の続き>ツイッターを政治的な目的で利用している政治家は日に日に増加しているが、その使い方に目を向けると、政治家個人の置かれている立場やスタンス、ネットリテラシーのレベルなどによって大きく違いが見られる。

 7月11日に投開票が行われた第22回参議院選挙で民主党全国比例区から立候補し、見事当選した藤末健三議員は、本格的なツイッターブーム到来の前から積極的にツイッターを使っていた「ツイッター議員」の一人だ。
今回の選挙で「ネットで5万票取りたい」と具体的目標を掲げた藤末議員は、ツイッターだけでなく、大手SNSのmixiやニコニコ動画・ニコニコ生放送などの動画サイトなども活用している。

「うちではオバマ選対がやったように、ネットでできることは全部やって、ネット戦略を立案してくれるスタッフとともに、どのサイトが投票行動に一番効果があったのか効果測定してるんです。もし、今回の選挙で5万票取れたら、3年後の参議院選挙は二大政党という枠組みの中、ネットだけで20万票取りたい。はじめに『俺はネットだけで選挙活動する!』って宣言して。これは壮大な実験です」

 藤末議員がそこまでネットに信頼を寄せる理由は何か。それは彼がネットを政治活動に利用してきて感じた「ネットは個人が裸になる」という確信に基づくものだという。

「ネットは人間性が丸裸にされるから、結果“頭の良い人”が残る。僕がやっていることはすべて表に出て、結局はその人の資質が出てしまう。芸能界ではあるまいし、政治という点で考えたとき、この公正さが生きてくる。そう考えると、これまでとは全く違った新しい議員の作り方ができるだろうし、『俺の政策はこれだ!』とネットだけで訴え続けるという手法も有効になってくるはず。ネットだけで政治家は作れるし、政治は動かせるんだということを証明したい」

 政局のゴタゴタで今回の選挙ではネット選挙解禁とはならなかった。だが、その中でも法律面の解釈と同時に、ツイッターの特性を理解した上で「音声のみの更新」という形で公示期間中も連日ツイートを続けていたのは、藤末議員らしい発想だ。
 ツイッターに限らずネットを政治家のプロモーションツールとしての位置づけ、有権者の投票行動に結びつけていくかということについて、民主党内でもっとも自覚的に活動しているのが藤末議員と言えるだろう。
 

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