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イタリアの銀行、不良債権問題の解決に10年かかる可能性=米銀

[17日 ロイター] - モルガン・スタンレーは17日、イタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑えるには10年かかる可能性があるとの見方を示した。「バッドバンク」とも呼ぶ、銀行から不良債権を買い取る資産管理会社の整備が助けになるかもしれないと述べた。

2014年に景気後退を脱したイタリアは、銀行が3490億ユーロ(4000億ドル)の不良債権を抱える。欧州全体の3分の1を占める額だ。司法制度の問題や緩慢な経済成長を背景に融資の回収に苦戦している。

ただ州政府による資本注入や、世界最古の銀行であるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>の救済策で銀行の負担がいくぶん軽減した。

モルガン・スタンレーは「進展はあったが、ぜい弱性は残る。600億-700億ユーロの不良債権がまだあり、現在の削減ペースでは欧州の水準に下げるまでに10年近くかかるとの見通しだ」とした。

バッドバンクは、欧州中央銀行(ECB)や各国の銀行当局などの欧州連合(EU)の各機関に支持されているが、公的資金による救済を嫌がるドイツの反対に直面する。

イタリア中央銀行のビスコ総裁は12日、銀行から不良債権を買い取る資産管理組織を各国が設立するEUの提案を歓迎した上で、参加は任意であるべきだと述べた。

アイルランドとスペイン、オーストリアはユーロ圏の債務危機を経てバッドバンクを設立。金融システムは強化され経済が回復した。

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