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バロンズ:ダウが最高値を更新中、FRB議長の後任探しは終盤へ?

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Barron’s : Record High Dow, Low Volatility, New Fed Chair.

バロンズ誌、今週のカバーはエネルギー関連の推奨銘柄を挙げる。同誌では値ごろ感のある銘柄として、エクソン・モービル、シェブロンの石油メジャーのほかカナディアン・ナチュラル・リソーシズ、サンコール・エナジー、アバッチ、EOGリソーシズ、カボット・オイル・アンド・ガス、レンジ・リソーシズの8銘柄を掲げていた。詳細は、本誌をご覧下さい。

当サイトが定点観測するアップ・アンド・ダウン・ウォールストリート、今週は最高値を更新し続けるダウに焦点を当てる内容ながら、軸は米連邦準備制度理事会(FRB)議長に寄せている。抄訳は、以下の通り。

過去最高値をつけるダウに忍び寄る危機—The Dangers of a Record Dow.

7月14日までの週にダウとS&P500は最高値で引け、それぞれ週足で1.4%高、1%高を遂げた。ナスダックも週足で2.6%高を示し、過去2番目の上昇率を達成している。とはいえ、一連の上昇は特別の材料が背景にあったわけではない。その間に、S&P500のオプション取引動向で表されるVIX指数は10を割り込んだ。

しかも、米株相場は調整らしい調整を経験していない。調整相場の定義とされる10%安どころか、LPLフィナンシャルのシニア・マーケット・ストラテジスト、ライアン・デトリック氏に言わせれば過去1年間にわたって5%も下落していない1950年以降、1年以上も5%安を経験していなかったケースは6回しかなく、下落率でいえば1995年以降で最低にとどまる。

ウィリアム・ブレアのヘッド・オブ・ザ・ダイナミック・アロケーションのブライアン・シンガー氏が「穏やかな航海は技能を持った船乗りを育てない」言いたくなるのも、当然だろう。確かに2011年7〜9月期の欧州債務危機以来、危機らしい危機は発生していない。しかも中央銀行が流動性をもたらし、バーゼルIIIやドッド・フランク法の施行がボラティリティを抑えてきた。

エバーコアISIのような強気派すら、前週に”Creating Another Asse Bubble, a la the 1990s”と題したレポートを発行し、懸念を寄せ始めている。中央銀行による流動性供給は津波を引き起こし、財や賃金などのインフレではなく資産価格のインフレをもたらしたという。ただ米6月消費者物価指数(CPI)が前年比1.6%の上昇、コアCPIで同1.7%とFedのインフレ目標値2%からかけ離れるなか、財やサービスでインフレが停滞しているのは必ずしも金融政策の影響ではなくテクノロジーやグローバリゼーションに左右されていそうだ。例えば、オンライン小売最大手アマゾンによる健康食品系スーパーのホールフーズ・マーケットの買収はディスインフレ効果を与えうる。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が半期に一度の議会証言を行うタイミングに合わせ、ポリティコは次期FRB議長としてトランプ政権が国家経済会議(NEC)のコーン議長を指名すると報じた。議会証言では、続投する意思があるかとの質問が飛び出したものだ。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が63人のエコノミストを対象に調査したところ、現状での後任候補の最右翼は他ならぬイエレンFRB議長で20.8%と、わずかながら頭ひとつ抜き出ている。コーンNEC議長は、13.7%程度だ。

仮にコーンNEC議長がFRB議長に就任すれば、ブッシュ政権(息子)で副大統領候補を探していたディック・チェイニー氏自身が副大統領に着任する場合と似ている。コーン氏と言えばゴールドマン・サックス(GS)出身であり、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁やイングランド銀行のカーニー総裁も同様で、連携を取るには申し分ないだろう。

6月12日の閣僚会議はティラーソン国務長官とマティス国防長官以外、トランプ米大統領への賛辞を送ったとあれていますが、コーンNEC議長がその場にいたらどう応じていたのでしょうか?

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(出所:camilaff/Flickr)

米国でGS出身者は、中央銀行のトップではなく財務長官の座を射止めるケースが多い。例えばクリントン政権でのロバート・ルービン氏、ブッシュ政権(息子)でのヘンリー・ポールソン氏が思い出されよう。仮にコーン氏がFRB議長の座に就けば、カーター政権で就任したウィリアム・ミラー氏以来となる博士号取得していない議長となる。当時のミラー氏はインフレを封じ込められず、任期わずか17ヵ月でポール・ボルカー新FRB議長にインフレ対応策を任せねばならなくなった

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