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日本のミレニアル世代、10年後の年収予想430万円 国内経済にも悲観的で「改善する」は18%どまり

 日本のミレニアル世代で、自分の親より稼ぐ自信があると回答したのは35.6%にとどまった。世界との比較では将来に悲観的な傾向もみられた。

 株式会社ジャパンネット銀行は、18歳から25歳のミレニアル世代500名を対象に「お金に関する意識・実態調査」を実施し、その結果を6月15日に発表した。ミレニアル世代とは2000年以降に成人・あるいは社会人になる世代のことで、日本では高校生や大学生、新社会人など、18歳から25歳の若年層を指すケースが多い。調査期間は4月28日から5月9日。

 ミレニアル世代に貯金について聞いたところ、78.4%が「現在貯金している」と回答した。

具体的な金額は「10万円未満」が23.0%で最も多く、次に多かった「10万円台~20万円台」の20.2%とあわせて43.2%が30万円未満だった。以下、「100万円台」(13.3%)、「30万円台~40万円台」(12.8%)、「50万円台~60万円台」(10.2%)が続いた。一方、100万円以上と回答したのは28.2%で、「200万円台」(5.6%)、「300万円台」(2.6%)が続き、「1,000万円以上」と回答した人も1.5%いた。

 続いて生涯賃金について聞くと、「自分の親よりも稼ぐ自信がある」と回答したのは35.6%(「とてもある」10.0%・「まあある」25.6%)で、「あまりない」が43.0%、「まったくない」が21.4%だった。また、10年後にどのくらいの年収を稼いでいると思うか聞いたところ、その平均は429万8,000円となった。これについて同社は、業界や社会の平均を踏まえ、現実的な予測をしているようだと指摘している。

 一方、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、ミレニアル世代を対象に調査した「2017年 デロイト ミレニアル年次調査 日本版」を4月14日に発表した。同調査は2016年9月に世界30カ国、約8,000名のミレニアル世代を対象に実施された(うち日本のミレニアル世代は300名)。

 日本のミレニアル世代に、今後12カ月間に自国の全体的な経済的状況が改善するか聞いたところ、「改善する」と回答したのは18%で前年より3ポイント低下した。一方、世界のミレニアル世代では45%が「改善する」と回答し、前年を4ポイント上回った。

 また、世界が直面する課題で関心の高い事項について複数選択で聞くと、日本のミレニアル世代では「高齢化・人口推移」(35%)、「所得の不平等・富の分配」(31%)、「テロリズム」(29%)が高くなる一方、先進国のミレニアル世代では「戦争、テロリズム、政治的緊張」(56%)が最も高くなるなどの違いもあった。

 日本のミレニアル世代は、少子高齢化や人口減少が進む状況などもあり、今後の経済や将来の自分の収入に対してやや悲観的な見方をしているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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