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敢えて言う、鈴木貴子氏は議員辞職せよ 妊娠は無関係 有権者への裏切りを忘れるな

 鈴木貴子議員が妊娠したという報告があり、そして、その妊娠に対して「職務放棄だ」とか、「一旦、辞職しろ」などという誹謗・中傷があったという報告がありました。
”一旦辞職すべき” ”職務放棄” ~国会議員の妊娠~」(ブロゴス)

 女性議員に対して妊娠したから職務放棄だとか、議員辞職せよ、などというのは確かに時代錯誤も甚だしいものです。産休についていえば、期間も限定されており、その間、一時的に議員活動から離れるだけですから、これ自体に何の問題もありません。
 但し、育休は別です。育休を当然ということになればある程度、長期間、議員活動から離脱することになるからです。宮崎謙介氏が批判されたのもそのためです。
宮崎謙介衆院議員の育児休暇について疑問に思うところ

 しかも、育休まで当たり前と言われてしまうと議員としての特殊性を全く考慮していない点で大いに疑問があります。
 会社組織であれば組織全体でフォローする、要は産休、育休期間中の女性社員を会社組織全体で穴埋めするということです。
 もっとも、これを資本主義の枠組みでどこまで可能かは疑問の余地がないわけではありません。
管理職の育児休暇について考える 自分だけの「権利」を実現することはできない

 議員は国会全体で支えるという性質のものではありません。個々の議員は独立した存在であり、活動の主体だからです。
 その議員がどの政党(会派)に所属しているのかによっても異なります。
 産休、育休(鈴木貴子氏は育休とまでは言っていませんが)に専念するなどということが通用するのは与党だけです。

 自民党などの与党議員の中にはほとんど活動らしい活動もしないで歳費だけをもらっている議員も少なからずいるし(宮崎謙介氏はその典型でした)、ほとんどが小選挙区制という第一党に有利な選挙制度のために水増し当選した数合わせの議員が多いからです。

 数合わせの議員が寝ていようと、スマホをいじっていようと体勢に影響はありません。その議員が1人や2人、産休、育休を取ろうが、そもそもがいてもいなくても同じレベルの存在ですから、何の支障もありません。鈴木貴子氏が育休をとったとしてもいてもいなくても体勢に影響のない議員の1人にすぎません。

 しかし、少数の野党はそうはいきません。野党になると1人で多くの活動をこなさなければなりません。代わりはいません。例えば、社民党の女性議員が産休、育休などと言っていたら、党の活動は消滅しまいかねない状況になります。

 対決法案の審議でもそうですが、野党議員が妊娠しているので待ってくれなどと言っても無意味です。特に今は安倍自民党が議会制民主主義を蹂躙し、粛々と強行採決するなど非常に重大なときです。妊娠したからお休みしますでは、野党に投票してくれた国民(有権者)の負託に応えることはできません。
 与野党の関係をみても、国会(与野党)全体で支えるという関係にはありませんし、昨今のように与野党の対立が激しいのであれば、なおさらです。
 国会は学級会ではないのです。

 議員の育休を制度化するならば、完全比例代表制のもとで政党が事前に届け出た比例名簿の中から代替の議員を出し(その間は育休議員は職務停止としないとその政党の議員が水増しになる)、議員活動の補填を認めるとか、少数野党にも取得可能な方方でない限り、育休そのものが胡散臭いものになります。

 谷垣禎一氏は長期療養中ですが、小選挙区制のもとではその選挙区の有権者が判断を下すことになるんだろうと思います。療養中であろうといいんだと有権者が選んだのであれば、どうかなとは思いますが(だから小選挙区制は問題なのですが)、それ以上に療養を理由に辞職しろということにはならないでしょう。妊娠も同様です。豊田真由子氏も「長期」療養中ですが、次の選挙での当選はありませんが、それ以前に自民党の公認も得られず引退でしょう。
 鈴木貴子氏の場合には、比例区、しかも民主党からの立候補で当選した議員ですから、民主党を離れた時点で辞職すべきだったとしか言いようがありませんけれど。

 さて、妊娠とは関係なく鈴木貴子氏は議員辞職すべき存在です。
 2016年4月に行われた北海道5区補欠選挙では、自民党の町田信孝氏の世継ぎ候補と野党統一候補の選挙となりましたが、民主党(当時)の比例区から当選した鈴木貴子氏は、安倍自民党との「密約」により民主党を脱党、自民党会派入りをしました。有権者に対する裏切りそのものであり、その時点で鈴木貴子氏は議員辞職すべきでした。
鈴木貴子氏の暴言、大ウソつきは議員辞職せよ

 これだけ卑劣な人間が未だに議員として居座っていること自体が有権者をバカにしています。
 妊娠しているから何だというのでしょうか。そもそも議員として失格なのだから、話をすり替えず、今からでも議員辞職するのが筋です。
 それとも妊娠しているんだから、その間は批判するなとでも言いますか。それこそが典型的な争点そらしです。いかにも妊娠を免罪符に利用している感じしかしません。

 ところで鈴木貴子氏のこの主張をどう思いますか。
「また「解散になったら、何もしないで当選するのか」という声もありました。
衆議院は解散総選挙、つまり常在戦場です。そして国会議員は、いつ何時も国民の代表です。
 選挙が決まったからといって、その間だけ活動をして勝ち抜けるものではありません。
 常在戦場にむけていつ何時解散となっても、選んでいただけるよう活動をすることが問われているんではないでしょうか。」
 ここで問われているのは、議員活動はしないが選挙活動はするんでしょ、という批判です。鈴木貴子氏は正面から答えていません。
 というよりも、本音を言ったらいかがでしょうか。

 父である鈴木宗男氏と安部晋三自民党総裁との間で「密約」があるわけでしょう。当選できる処遇ということで、北海道比例区の単独一位を求めているわけですよね。そうしたら、選挙運動など全くしなくても自民党であれば1議席は確実だから当選できる、そう思っているわけでしょう。

 仮に選挙区であれば、「妊娠」だけを売りにして浮動票を狙いますか。というよりも今回の鈴木貴子氏が誹謗・中傷されたことをわざわざ「報告」したことこそ同情票を狙っているとしか思えないものです。ネット社会であり、匿名性の強くなったものだから、こういった誹謗・中傷はいくつかは来ますが、その程度にすぎません。炎上という話ではないでしょう。

 そういえば自民党から母子家庭を売りにしたエセシングルマザーの今井絵理子氏がいましたが、同じレベルのエセでしょう。

 妊娠が話題作りを狙ったわけではないでしょうが(但し、後の誹謗・中傷報告は話題作りではないかと思われます)、鈴木貴子氏に限らず、子育てパパ、ママを選挙で売りにするのは、どうなのかなとは思います。特に与党議員がこれをやると福祉をぶっ壊しておきながら、今井絵理子氏のような選挙運動をするのはイメージ選挙に徹しようという姿であり、卑劣です。

 祝福のコメントには出産によって人間の幅が広がるなどというものがありますが、議員に求められているものはその程度のものではありません。それこそ子を産んでいないから何も分かりません、程度の議員(男女問わずです)では話にならないわけです。

 今になって異変が起きたのは当時は安倍内閣の支持率が危険水域まで下落したこと、特に北海道ではそれ以前から安倍内閣、自民党の支持率は下落しており、鈴木親子にとっては「こんなはずじゃなかった!」というところでしょうか。

 そうなると選挙区よりは比例区単独一位に拘るかもしれませんが、そのときにはもう安倍「総裁」はいないかもしれません。

 既に鈴木宗男氏の集票力はゼロであり、もう終わった人なのですから、安倍氏が引きずり下ろされた後の自民党にとってはもう鈴木親子は用済みなわけで、そんなお荷物を誰が抱えたいはずがありません。

 道内自民党議員、候補にしてみれば、鈴木貴子氏が比例区単独一位になれば、それだけで自民党票は減るのではないかと危惧されますから、強い反発が起きることは必至でしょう。

 鈴木貴子氏は、嘘つきであり、有権者を裏切ったということを反省し、もう潔く辞職すべきです。

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