記事

カタールと米国がテロ資金規制強化覚書に調印 サウジアラビア、アラブ首長国連合は軌道修正を迫られる

7月11日、アラブ諸国から断交され孤立中のカタールがアメリカとの間でテロ資金規制強化覚書を交わしました。

これはアメリカ側が「カタールは、もうじゅうぶんテロ対策を講じている」とシグナルし、カタール批判のグループから抜けたことを意味します。

サウジアラビアやアラブ首長国連合は「アメリカは我々の肩を持ってくれるだろう」と期待していたわけだけれど、アメリカは「そろそろ仲直りしなさい」と、やんわりこれらの国々にプレッシャーをかけているのです。

サウジアラビアにとり、アメリカは絶対にご機嫌を損ねてはならない相手です。

そのアメリカはカタール問題をエスカレートする気は、サラサラ無いことを表明しています。

この和解を斡旋しているのは、他でもないレックス・ティラーソン国務長官であり、彼は元エクソン・モービルのCEOで、カタール・プロジェクトにも関わった人物です。

ティラーソン国務長官のメンツをつぶすようなことをサウジアラビアがしたら、サウジアラムコのIPOは頓挫します。

その場合、サウジアラビアは政局混迷から内乱すら起こりうるでしょう。

今回の覚書調印を境に、カタール問題は沈静化へ向かうはずです。

【お知らせ】
Market HackのFacebookページに「いいね」すれば最新記事をサブスクライブすることができます。

広瀬隆雄のTwitterInstagramもよろしく。

お問い合わせはhiroset@contextualinvest.comまでお願いします。

最後にMarket Hack読者の親睦コミュニティ、Market Hack Salonは、現在、新規メンバーを募集中です。

あわせて読みたい

「カタールと中東諸国の国交断絶」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ナイキ多様性広告 日本で大反発

    BBCニュース

  2. 2

    PUFFY亜美を選んだTERUの離婚劇

    文春オンライン

  3. 3

    「鬼滅の刃」米で成功の可能性は

    田近昌也

  4. 4

    「小泉さんの仕事」橋下氏が指摘

    橋下徹

  5. 5

    宗男氏 礼儀ない野党議員を非難

    鈴木宗男

  6. 6

    セルフレジが「改悪」になるお店

    内藤忍

  7. 7

    吉村知事の苦言に「ブーメラン」

    女性自身

  8. 8

    秋篠宮さま誕生日に職員2名辞職

    文春オンライン

  9. 9

    マスク勧めない国 感染増の現在

    文春オンライン

  10. 10

    扇動行為ない周庭氏を封じた中国

    新潮社フォーサイト

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。