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殿、ご乱心! これでは加計学園も…血迷った安倍氏 獣医学部を次々に新設?! 法科大学院制度が通った道を着実に後から行く

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 安倍氏は、あのように「全国展開」したらいいなどと言っていますが、現実には加計学園が獣医学部新設が認可されてしまえば、さらに新設で続くところは出てくることは考えにくいところです。現状でさえ私立の獣医学部が過剰気味であるのに、そこに割って入っていくのであれば、明確な勝算がなければできないからです。

 しかし、実際にさらに獣医学が新設された場合(京都産業大学が名乗り出るかも知れません)、さらなるインフレ現象に拍車が掛かるのは必至であり、加計学園にとっては大きな誤算になります。今でさえ安定経営に懸念があるのに、さらに獣医学部の新設ということになれば、もはや勝算を見込めることはなく、むしろ岩盤規制だからこそ加計学園が参入してきたことの意味が完全に失われます。
 まさに「殿、ご乱心!」です。

 ところで、このような問題は、既に法科大学院制度の失敗という前例があります。
 法科大学院制度は、司法試験合格者数をそれまでの800人から3000人にまで増やそう、そのための養成機関としての法科大学院制度の導入が提唱されたことが始まりです。
 2001年の司法制度改革審議会でしたが、法曹需要は3000人でも足りないくらいだという需要予測のもと、法科大学院制度を提唱したのです。

 ところが実際にはこのような需要はどこにもなく、法科大学院を卒業しても司法試験に合格できるかどうかの保障もなく、また合格しても費やした期間(最低でも法科大学院2年、受験期間半年、司法修習1年)とコスト(数百万から1000万円と言われている)に見合うだけの活路がないということがマスコミから報道されるに至り、志望者は激減、法科大学院の学生募集停止が相次ぎ、さらに3000人も目指すとされた閣議決定も撤回されました。

 どのように考えたら、ここまで需要予測を間違えることができるのかが不思議なのですが、当時は「改革」という熱にうなさた人たち(日弁連、一部の学者、マスコミ。このときはマスコミは朝日を先頭にむしろ煽っている立場でした。文科省は利権)によって推進されました。当時の「改革」熱にうなされていた人たちは本気で需要があると信じていたようです。
 問題なのは明らかに失敗したとわかった現時点においてですら、未だにこの失敗した法科大学院制度にしがみついているという醜態です。

 獣医学部の新設の問題は、この法科大学院制度の失敗と同じ道なのです。
 獣医師が自由競争すればいいというのはともかく(既に自由競争というより過当競争に入りつつあると思いますが、こうなると志願者減少に向かわせることになります)、獣医学部を競争原理に委ねるなどというのは専門職の質の確保という観点からもあり得ない暴挙です。
 専門職養成を自由競争に委ねること自体、国の責任の放棄です。

 安倍氏の発言は、もはや政策という次元のものではなく、自分の疑惑隠しのための暴論レベルであって、首相としての資質はなく、早々に辞職すべきです。

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