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愛と、想像力 小林麻央さん、ミスター・ポーゴさんの死、若者の自死をめぐって

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スマホ時代は、残酷だ。良い知らせも、悪い知らせも、突然、ポップアップで届く。

小林麻央さんの死についてもそうだった。絶句した。

私は小林麻央さんのことはよく知らなかった。テレビのニュース番組を見ないし、芸能界のことをよく知らないからだ。海老蔵さんの奥さん、くらいの感じだった。ただのちに、彼女の闘病生活をメディアで知り。やせ細り、明らかに衰弱した顔を見る度に、胸が痛くなっていた。

亡くなる前に、小林麻央さんは海老蔵さんに「愛している」と言ったそうだ。この言葉が、実にあたたかくて、深くて。

小林麻央さんのニュースを見るために、Yahooを開いたら、今度は悪役プロレスラーのミスター・ポーゴさんが亡くなったという情報が。ショックだ。腰の手術を行っている最中に、血圧が低下し、脳梗塞を発症したのだという。

ミスター・ポーゴさんの試合を生で観戦したのはたしか、1回だけだ。大仁田厚との有刺鉄線電流爆破マッチだった。なぜ、ここまでやるのだろうと思った。しかし、悪役レスラーにも生き方の美学というものもあり。それにしても、まさか腰の手術で亡くなるとは。ポーゴさんもびっくりしていたのではないだろうか。死にたくなかっただろうな。

愛について考える。

J-POPが連呼する愛。ドラマや小説が描く愛。キヨシローさんは「愛し合っているかい」と叫び、ジョン・レノンやポール・マッカートニーも愛を歌った。

でも、そんなものが簡単ではないことを私たちは知っている。あらゆるものが、形式では成立しないように「愛」という言葉を使ったところで、それが本当に「愛」なのかはわからないことも。会社や学校に通っていたところで、いくらラウンジなどがあったところで「居場所」がないのと一緒だ。

でも、この小林麻央さんが最後に残した言葉「愛している」は、直接聞いたわけではないのに、何かこう深い愛を感じ。

さらに想像力ということについて。

想像力がたりない時代だと言われている。視点の固着、共感能力の欠如、他者の立場に対する理解の欠如。そんなものが蔓延する世の中を私達は生きている。気づけば偏狭な自己主張が跋扈し、思いやりや共感はなかったことになっている。

いや、もっともこれは言いっぱなしであって。いくら、愛をとか、想像力と叫んだところで、個人の努力ではそんなものが成立しない時代を生きている。

だからこそ、私は言いたい。愛だ、想像力だ、と。

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たまたまだが、小林麻央さん、ミスター・ポーゴさんが亡くなった日に、私の「若者の自死」に関するインタビューが朝日新聞のオピニオン欄に載ったのは、偶然というよりは、必然のように思えてくる。

(ニッポンの宿題)若者の命、守るために 清水康之さん、常見陽平さん:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S13002213.html


自らの鬱体験や、友人の自死について語っている。

世の中には愛と想像力がたりない。ここでも触れたように、鬱の人に対する想像力、苦しんでいる人がいたら、「使えない」と断じるのではなく「何か困っていないか」と想うことが大事だ。

合掌。

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