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真のリベラルなメディアへの道を考えてみた

先の記事にはBLOGOS上で多数の支持を頂き、たいへん驚きました。ネット上の多くの方が、既存メディアの欺瞞に不満を持っているからでしょうか。また、BLOGOS上で多くのコメントを頂き、メディアについてより深く考える機会を頂きました。メディアの評論とバイアス(偏向)はセットになっているようです。かんがえてみれば、それは仕方ないですね。

また、朝日・毎日はリベラルと言えるかもしれませんが、左への偏向の仕方に欺瞞を感じます。

そこで、メディアの報道とバイアス(偏向)について考えてみました。

まず、事実報道だけを行うという事であれば、報道の「バイアス」は小さくなります。この場合にメディアが行使できるバイアスは、伝え方による印象操作、あえて報道しない、という2つです。評論も行うという事であれば、判断の為に立ち位置が必要になり、そこでバイアスがかかります。立ち位置には、いくつものバリエーションと対立軸があるようです。

右(自由主義)か左(社会主義)か。保守かリベラルか。更に、特定の理念、宗教、思想があるか。対案も行うという事であれば、目指す方向が必要になり、更に大きなバイアスがかかります。成長か分配か。経済か福祉か。だれ(個人・企業・地域・国民・グローバル)の利益を優先するか。>メディアが評論や対案を行うのなら、バイアス無しの報道は不可能です。こうして見ると、日本のメディアの問題の本質がわかるような気がします。

日本のメディアは建前として「公正中立な報道」を行う事になっています。新聞社は新聞倫理綱領による自主規制、テレビとラジオは放送法によって規制されています。大辞林によると、公正とは、偏りなく平等であること、とあります。同じく大辞林によると、中立とは、ある特定の立場・意見にかたよらず、中正の位置にあること、とあります。新聞もテレビ報道も、公正中立である為には、固有の立場や意見を持てない事になります。つまり、建前と報道内容におおきな矛盾があるのです。前回、私が感じた既存リベラル・メディアへの不満は、この辺りから来ていたようです。

この矛盾はある意味、現在の憲法9条と自衛隊の関係に似ているでしょうか。安倍政権は憲法9条の題3項に自衛隊を明記して、この矛盾を解消しようとしているようですが、日本のメディアも正々堂々と自分の立場に偏向した報道を行う為に、「公正中立」の看板を外す時かもしれません。新聞は新聞倫理綱領から「公正」の削除、テレビとラジオは放送法第四条の「政治的公平」と「意見の対立」を削除。そして、どのメディアも自分の立ち位置を明確に示すべきでしょう。うちは右の保守です、うちは左のリベラルです、うちはノンポリの現実主義です、とか。立ち位置を読者へオフィシャルに宣言した上で、存分に、事実に基づく偏向報道をすれば良いのかと。

それが、「真」のリベラルなメディアへの第一歩かもしれません。

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