- 2017年06月21日 16:04
豊洲(というか中央市場)の将来と少子高齢化は密接な関係がある
1/2本日はメルマガとnoteの日。
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5 LP制作を外注する時にデザインとコーディングは分けるべきか
6 ドローンでいままでと違う撮影をしたい
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先日より2025年問題のエントリーが炸裂し、「いままで知らなかった」「なんでこんなことが周知されていないんだ」という声をたくさん頂きました。
8年後は入院することもままならなくなる。死ぬときは家です。
突然ですが、昨日は、いったん豊洲移転してから築地に戻ると想像の斜め上いった小池知事の発表。この件についてのわたしの意見はこちらですが、わたくし「とにかく豊洲に20年も前から決まってるんだからつべこべ言わずに移転すればいいんだガー」という硬直した意見には断固として反対している。
ベンゼンとかそんなものどうでもいい。来たる暗黒の2025年には、築地の流通量が豊洲計画時の2割以下になるからであります。いまの赤字の推測はそれを見越してない。東京都は「取扱量は横ばいで推移する」というバラ色の設定で試算しており、計画時から8割も減ったら家賃収入とか電気代とかどうなんのまでは計算してない。ガラガラのでかい箱もので毎年物凄い赤字を垂れ流すようになったら、2025年の恐怖の大魔王降臨のときにどうなると思ってんだ。
で、豊洲の問題は2025年問題、日本の少子高齢化と非常に密接に結びついていると言うことをここで証明したいと思います。
豊洲についてTwitterなどで「とにかく移転さえすればいい」という皆さんと会話しますと
とにかくつべこべ言わずに決まってることなんだから移転すれば良いんだ
↓
豊洲は計画が古くオージースペック過ぎて将来の重荷だ
↓
そんなことは引っ越してから考えれば良いんだ。きっと流通量は増える
↓
どうやって増やすんですか。引っ越してからどうするんですか
↓
引っ越してから考える
以下リフレイン
という感じで会話になりません。
ですので、本日は引っ越したあと、2025年には鮮魚の流通量さえも大きく落ち込むと言うことをデータで証明します。
少子高齢化が解決できないと市場は滅びる
というか、中央市場はすでにオワコンといってもいいくらいに落ち込んでいます。築地の扱い量を見ますと
かろうじて鮮魚は横ばいからやや下降。
加工品と冷凍食品は激減して2025年までには0になる。
この加工品と冷凍品が激減しているのは、まず輸入品が増えたこと。大漁に消費する外食産業や流通業は市場を通さずに直接海外から商社を通じて仕入れるようになった。当たり前だ。そのほうが中間マージンがかからない。鮮魚と違って冷凍や加工食品は品質がある程度一定していて「目利き」がそれほど重要ではないから、市場を通す必要がないのもあるでしょう。
で、いまは加工品や冷凍ほどひどく落ち込んでいない「鮮魚」の流通も、2025年問題とともに大きく落ち込む可能性があるのです。
日本の水産業は2025年にはどうなるか
そもそも魚離れが言われているわけですが、東京卸売り市場自体が発表してるデータを見ると愕然とします。
25年間で国内の生産量は1/3近くまで落ち込み
もうね。国内生産量が激減!!!
この表では平成25年までなので、その後はどうなのかというと農林水産省のサイトにありました。
平成24年から海面漁業は15%もダウン!!!養殖入れても11%ダウン
毎年このペースで漁獲量が落ちていくと、平成50年(2038年)には国内海面漁業の水揚げ0・・・・
しかし実際にはもっと早く来る。それは・・・・