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ドル109円半ば、タカ派的FOMC経ても110円は重い

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の109円後半。米連邦準備理事会(FOMC)のタカ派的な内容や、米インフレ率の下振れ傾向などをとりあえず消化したものの、相場に明確な方向性は出ていない。110円台は重い一方で、109円割れの水準ではドルが買われやすい状況が続いている。

ドル/円は朝方、日本勢が参入し始めると一時109.27円に下落。トランプ米大統領周辺とロシアとの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」疑惑への警戒感も出たという。

仲値公示にかけては、小安く寄り付いた日経平均株価のプラス圏への浮上や米10年債利回りの持ち直しを眺めつつ、国内実需筋のドル買いを支えに109.80円に強含む場面があった。しかし、仲値後は動意が乏しくなった。

市場では、前日のFOMCから「ひとまわりしてニューヨーク市場が開けてみないと、ドルの方向性は出ない」(投資家)との見方が出ていた。

市場では110円台は「明らかに重い」(金融機関)とみられているが、前日海外市場でのドル安局面でも108.81円で「踏みとどまった」(同)ため、下値リスクは目先、後退しているという。

「基本的にドルがもう少し買われても良いと思うが、さまざまなリスク要因が意識され、大きな一歩を踏み出せない」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏はみている。

前日は米小売売上高と米消費者物価指数(CPI)が弱い数字となり、ドルが約1円下落する場面があった。「FOMCは引き締め路線を維持する構えだが、指標がついてこなければ利上げ軌道に確信を持てない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

また、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が3月末に、バランスシート(B/S)縮小と利上げを同時にはできないとの趣旨の発言したことを受け、市場では、B/S縮小開始が9月、追加利上げが12月との見方も広がり始めた。

「FRBが9月にB/S縮小を開始するとすれば、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングとぶつかる可能性が高い」と野村証券、チーフ為替ストラテジストの池田雄之輔氏は指摘する。

ECBが動かなければ欧州からの資本フローで米長期金利が抑えられる構図があったが、そうならない可能性もあり、B/S縮小に対するグローバルな長期金利の反応を見定める必要があると同氏は言う。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 109.60/62 1.1216/20 122.94/98

午前9時現在 109.43/45 1.1211/15 122.69/73

NY午後5時 109.56/59 1.1217/19 122.89/93 

(為替マーケットチーム)

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