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【弁護士が解説】アレルギー薬や睡眠薬を飲んだら運転ダメ? インパルス堤下さんが道路交通法違反の容疑で事情聴取

道路交通法違反の疑いで警視庁から事情聴取を受けていたお笑いコンビ「インパルス」の堤下敦さん(39)が6月14日、都内で謝罪会見を行った。

報道によると、堤下さんは同日未明、東京都狛江市の路上で、停車した車のハンドルに寄り掛かった状態で発見されたという。意識がもうろうとした状態だったため、すぐに病院に搬送された。車が道路の縁石に乗り上げた跡もあり、警察は「正常な運転ができない状態」で運転していた疑いがあるとして事情を調べていた。

堤下さんが会見で語ったところによると、運転前に睡眠導入剤とアレルギー薬を服用していたという。睡眠薬を飲んで運転するのは危険だが、そもそもどのような薬を飲んだら運転してはいけないのか、「正常な運転ができない状態」とはどのような状態のことをいうのか。中川龍也弁護士に聞いた。

「睡眠薬、風邪薬、アレルギー薬など眠くなる恐れのあるものはだめ」

画像は吉本興業の公式サイトより
画像は吉本興業の公式サイトより

中川弁護士によると、飲んではいけない薬に明確な決まりがあるわけではないという。

「この成分が含まれていたら飲んで運転してはいけないというように明確に決まっているわけではありません。服用によって、正常な運転ができなくなる恐れのあるものは飲んではいけないと決められているのです。そこには睡眠薬はもちろん含まれますが、風邪薬やアレルギーの薬なども含まれます。説明書に『眠くなる』という注意書きのあるものはだめです」

「正常な運転ができない状態」とはどのような状態なのだろうか。

「これは『自動車を運転するのに必要な注意力、判断能力、操作能力が、相当程度低下して、危険な状態にある』ことをいいます。2013年にできた『自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律』でも薬物の影響により『正常な運転ができない状態』での運転を厳しく規制しています」

飲酒運転とは異なり、体内からどれだけ特定の物質が検出されるかといったはっきりとした基準があるわけではないらしい。

「睡眠薬や風邪薬を飲んだら、効果が続く間は運転してはいけない」

もし眠くなる薬を服用した場合には、それからどのくらい運転できないのだろうか。

「薬によって効果が持続する時間に違いがありますので、どれくらい運転を控えるべきかも変わってきます。例えば、睡眠薬は一般に6~10時間は効果が持続するようですから、その間は運転してはいけないということになります。もちろん効果の強い睡眠薬であれば、もっと長時間運転を控える必要があります。風邪薬やアレルギー薬の場合も効果が続く間は運転できません。
薬を服用している人は薬剤師から薬の効用について説明を受けているはずですし、薬を日常的に服用している場合にはその薬を飲めば自分がどのような状態になるかもわかっていると思います。事故を起こした場合には、そのような点も問われるはずです」

今回の事件で堤下さんはどのくらいの罪に問われる可能性があるのだろう。

「今回は死傷被害者がいなかったようですから、『自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律』は適用されないと思います。おそらく道路交通法違反で、3年以下の懲役か50万円以下の罰金ではないでしょうか。これまでに違反がなければ、一回目から懲役を科される可能性は低いと思います。ただ近年、危険運転への取り締まりが厳しくなっているため、どうなるかはわかりません」

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