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「9条改正はそれほど国民に受け入れられないものなのか」石破茂氏、憲法改正を語る

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9条2項改正はそんなに国民に受け入れられない話なのか

BLOGOS編集部

9条1項は「国際紛争を解決する手段としては」という言葉を使っています。国際紛争というのは、国または国に準ずる組織が主体ですよね。

ですが、9.11以降テロ組織などが従来であれば国家でしかなしえなかった破壊行為ができるようになったのが21世紀の課題なのであります。

「正義を秩序とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇また武力の行使は国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」これを煎じ詰めていえば、日本国民は侵略の手段としての一切の武力の行使、一切の武力による威嚇、これを厳に行わないことをここに宣言する、ということなんでしょう。

何度も聞いてみて初めて分かるっておかしくないですか。と言ったんですが、「お前ね、2項を変えるだけでも大変なのに、1項を変えるなんて絶対できないよ」そんな議論があったのでございます。

でも、自由民主党のそのときの議論で、2項は変えようということに異を唱えたものはひとりもいなかったと記憶をしています。

この話は、そんなに国民に受け入れられないものなのでしょうか?本当に理を尽くして、ひとりひとり説得して、分かってもらえないものなのでしょうか?少なくともそのチャレンジはしていくべきだと私は思っているところであります。

これから先、憲法改正の議論が自民党の中で行われます。今の解釈をそのままにして、圧倒的多数の国民が自衛隊は合憲だと思っているのだから、自衛隊をキチンと憲法上に位置づける。そのことに反対する人なんかひとりもいません。私だって反対をしません。

だけども、2項との整合性をどうやって取るの?ということに答えを出さないまま憲法を改正することに私は少なくとも今納得をしていません。

自衛隊のルーツは「警察予備隊」

BLOGOS編集部

警察の組織というのは、法律の書き方に特徴がありまして、やっていいことがずらりと書いてあるのが警察の法律の立て方です。これをやっていい、あれをやっていい、あれをやっていい、やっていいことがずらりと書いてあります。

自衛隊のルーツは警察予備隊であります。ただ、あのときは朝鮮戦争が起こって、日本を占領した連合国軍の多くは朝鮮半島にわたってしまったので、日本の赤化、ソ連によるいろんな共産化を防いでいかねばならない。その目的を達するために警察予備隊というものを作りました。

この警察予備隊は国家の独立を守る、ということを目的としてあるものではありません。
似て非なる組織なんですが、警察予備隊はあくまでポリスリザーブの組織であります。それが国の独立を守るという保安隊というものに姿を変えたときに自衛隊に移っていくわけです。

しかし、「独立を守るものだ」というのであれば法律の立て方はやっていいことを列挙するのではなくて、やってはいけないことはこれとこれとこれそれ以外は国際法ならびに、確立した国際慣習に従う、というのが普通の国のやり方であります。

そこの議論をしていかねばならないのだと私は思います。

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