ネタばれしてしまうので、詳しくは申し上げられないのですが、お笑い芸人さん10組が、持ちネタを披露して、私を含む3人が、「それなりに面白いのに、芸もあるのに、なぜメジャーになってないのか、今後どうやったら売れるのか?」などを論評しあい、ご本人たちにも突っ込み、意見交換?する、という企画があり、今日収録してきたのですが。
ふと、思ったのですが、一定の「型」があるんですよ。出て来方、第一声の発し方、、。
一くくりには言えないのですが、今ひとつ自信がないのかな。オーラが足りないというか、、。
なかには割舌の悪さに悩んでいる人、奥さんがお笑いが大嫌いで、夫の職業を隠している人、実家が金持ちなので、特に好きなことをやっているば売れなくても、的な人、などなど旧来型の「芸人」さんには見られないタイプも。
今回の10組は、いずれも経験10年以上で、今いち、ブレークしていないというか伸び悩んでいる人たち。就職して10年から20年ってそろそろ考える時期ですよね。あまりに普通っぽい人たちなので、サラリーマン層に共感得られるのかな、と企画自体には、関心しました。
うち、2組、「浪費癖」があって、自己破産を経験した、親に山を売ってもらって借金返した、という人がいて、「それをネタにしたら?」と、私の隣の辛口コメンテーターさん(とても日本語のうまい外人さんです、誰だかわかっちゃうかな?)に突っ込まれていました。
それと、「僕たちの同期は、クリームシチューです、とかネプチューンです」とか、同期デビュー意識が非常に強い。これって海外の芸能界で聞いたことないですよ。こんなところまで年功序列してどうするんだろう?
貴乃花の相撲協会理事就任で、「造反が出たのは変革の兆し」的な論評が出てますね。
そこで、朝青竜、涙の記者会見で引退、とタイミングが凄い!
小錦、曙、武蔵丸も随分いろいろあったから、朝青竜だけが品格にかけた横綱だったのかは、疑問ですが、暴力沙汰が最大の原因でしょうから、これは別格で引退は当然ということなのでしょうが、、。
何を言いたいかというと、私が20代の終わり、初めて地方勤務した広島。今度新著の発表会で行きますが、酒どころです。お相撲さんのタニマチは地元の名士がつとめますが、20年以上前の有名力士さんが、地方巡業に来るとどういう行動をお取りになるか、聞かされました、。
若かりし私には、なかなか衝撃でしたが、国技という伝統芸の世界、常識では計り知れないものなんだろう、と自分を納得させて、その後関取さんとお話をするときには、十分その辺を注意するようにと自戒したのですが、、。
今回、朝青竜氏は、モンゴル相撲のチャンピオンとは言え、日本の相撲伝統芸の世界の生まれの方ではなかったので、どこかでバランスとれなくなったのでしょうが、演歌の世界で「芸のためなら、女房も泣かすー」的な歌詞がたくさんありますね。
そこで、小沢幹事長の政治資金問題。検察は秘書3人は起訴して、ご本人は不起訴の方向です。
さきほど、ある民主系の地方議員さんが飲み屋から電話。「我々だってこれでいいとおもってないよ。国民の常識からはかけ離れているもの。」
そこで、一言、日本の政治は伝統芸の世界で、常識からかけはなれていることが許されてきたのか、それが部分的でもイエスなら、今からもそうなのか?
落語家さんの壮絶な人生、あんなに人を笑わす人が、ここまで芸に厳しく、破天荒なのか、そういう例は多いですよね。ところが、今は笑いは「お笑い芸人」であり、序列や古さは多少はあっても、サラリーマン的になってることは、本日あらためて痛感しました。
政治改革論を展開しているのではなくて、国民の中の本当に素朴な感覚・意識として、どうなんでしょう。与党幹事長様の会見の表情を拝見する限り「政治は普通の政界じゃないんだ、これくらい当然なんだ」とおっしゃりたいように見えますが、、。
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- 2010年02月04日 22:56