本日6月2日の本会議で、天皇の退位等に関する皇室典範特例法案(内閣提出第六六号)に反対致しました。
昨年8月の陛下のお言葉を拝聴しておりますと、「象徴天皇」ということを何度も強調されていました。
しかし、自民党の改憲草案の第一条は「天皇を国家元首とする」ことが記されてあります。
微妙な言い方になりますが、陛下のお言葉は、安倍政権へのシグナルだと感じておりました。
私自身が陛下のお気持ちを斟酌させていただくと、特例法ではなく、恒久法でなければならないと感じます。
今回、付帯決議が付されたということで野党は賛成にまわりましたが、それも苦渋の選択だとは思います。
ただその付帯決議は検討期限すら明記されなかった。
ですので、私は現在、無所属ですから、様々な意見を聞いて、最後は自分で判断しました。
陛下のお立場の問題ですから、全会一致が大原則なのは私も重々承知しております。
ただ、その中で私も考えに考え抜いて、自らの判断で退席ではなく、反対の意志を明確にさせていただきました。
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- 2017年06月02日 19:17