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「日本は子どもを産み育てにくい国」7割以上が回答 経済的理由で「2人目の壁」を感じている人も多数

結婚や出産、子育て支援などを行っている財団法人「1more baby応援団」は5月31日、「夫婦の出産意識調査2017」の結果を発表した。同調査は2013年から実施され、今回で5回目となる。

調査は4月12~17日、結婚14年以下の既婚者である20~39歳の女性と20~49歳の男性2958人を対象にインターネットで実施した。

2人目を産みたくても経済的にも、仕事的にも難しい

日本は産み育てにくい国?

「日本は子どもを『産みやすい』国に近づいているか」という質問に対して、「近づいていない」と回答した人が70%にものぼった。また「子どもを『育てやすい』国に近づいているか」という質問にも「近づいていない」(72.6%)という回答が大多数だった。

また、2人目の妊娠・出産をためらってしまう「2人目の壁」が存在すると思うか、という問いには74.5%が「存在すると思う」と回答している。

女性に「2人目の壁」を感じる原因を聞くと、一番多かったのが「経済的な理由」(86.3%)だ。その理由を詳しく尋ねると「現在の世帯収入では、2人以上育てるのに不安がある」(63.6%)が最多となった。業種別で見るとフルタイム勤務54.4%、専業主婦61.8%、パートタイム75.9%と差異はあるが、どの働き方でも半数以上が経済的な理由で壁を感じている。

また「子育て期間の働く時間や場所を自由に選ぶことができれば、もう一人子どもが欲しい」と答えた人は全体の63.6%。中でも女性の82.3%は「時短勤務やテレワーク(在宅勤務)といった多様な働き方を自由に選びたい」と回答している。一方男性はテレワークそのものに関心がない傾向が見られた。

働くパパの産休・育休制度への関心の低さが問題

実際に産休や育休を取得するにあたって気になることを尋ねると、働くママの1位は「上司の目(態度・反応)が気になる」(37.6%)。2位は「同僚の目が気になる」(32.4%)と職場の人の反応を気にしている様子がうかがえる。

また育休取得の際に重要だと感じる理想の条件を聞くと、働くママは「保活の心配がいらない」(42.3%)、「保活が失敗した時に育休を延長できる」(37.9%)と"保活"に関する項目を挙げる人が多い。復職時の理想条件も「子どもの看護や行事のために休暇を取れる」(50.7%)、「短時間勤務で働ける」(42.3%)と育児と仕事の両立のために具体的な条件が必要だと考えているようだ。

一方、働くパパは育休取得について「特に気になることはない」(43.3%)が最も多かった。そもそも育休を取得する男性が3%程度しかいない、ということもあるのだろう。また取得の理想条件1位が「復帰後のキャリアのマイナスにならない」(39.3%)、2位「育休期間中に定期的に会社とコミュニケーションがとれて職場から孤立しない」(30.9%)となっている。職場の理解があれば、男性の育休取得率が上昇するかもしれない。

また、働くママの理想育休期間は「1年~1年半未満」(21.3%)だったが、働くパパは「取ろうと思わない」(23.7%)が最も多かった。育児休業取得率の低さ同様、父母間で育児意識の違いが顕著に出た。

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