記事

前川前事務次官は立派な「公僕」である

加計学園疑惑をめぐる「総理のご意向」文書をリークした文科省前事務次官・前川喜平氏の態度は立派である。
すでに退任したとはいえ、あくまでも「公」の僕(しもべ)として行なったことだ。

安倍政権は「公僕」の意味が分かってない。
菅官房長官が「公の場」で矮小な個人攻撃をしても、己の醜さをさらけ出すだけだ。

公務員は「公僕」でなければならない。

たとえ特区制度における、規制緩和といえども、首相のお友達のための規制緩和ならば、不正である。
前川氏が言ったように、「公正公平」か否かが問題であって、収賄などの違法行為があったか否かよりも先に、不文律として「不公平」だと思わせるような行為を公務員が行ってはならない。

会津藩の什の掟ではないが、ならぬことはならぬものです。 

そして公務員が「不公平」であってはならないと直感する国民の不文律は、実は憲法にも「公務員はすべて全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と明文化されている。

こんな回りくどい言い方をするのは、最近のポストモダン的な知識人が、森友学園や加計学園の事件を、違法行為ではないから「しょーもない問題」と高を括るからだ。

しかし「証人喚問も受ける」と明言した前川氏の態度に比して、政権の御用新聞と化した読売新聞の醜悪さは目を見張る。
政権にとって都合の悪い人物のプライバシーを大新聞で暴くというやり口を見ていると、「共謀罪」がいかに危険かということまで思わせる。

森友学園と加計学園を見れば、安倍政権は「公」の意識が稀薄すぎる「私利私欲」の腐敗政権だということがよく分かる。

あわせて読みたい

「加計学園」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    GW10連休に理解苦しむ世界経済

    澤上篤人

  2. 2

    アメトーク西成差別 当事者の傷

    田中俊英

  3. 3

    よしのり氏 山口真帆騒動に指摘

    小林よしのり

  4. 4

    JAL国内線 個人モニター搭載の謎

    シェアーズカフェ・オンライン

  5. 5

    自民に勝利宣言する立民の勘違い

    木走正水(きばしりまさみず)

  6. 6

    堺市長辞職 維新が狙う後任の座

    橋下徹

  7. 7

    AAA 知っているのは西島くらい

    渡邉裕二

  8. 8

    まるでオカルト NHK報道の質低下

    水島宏明

  9. 9

    倉本聰が描くテレビ局への怒り

    メディアゴン

  10. 10

    共産党関係ない大阪の自民連敗

    猪野 亨

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。