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『国際組織犯罪防止についてご存知ですか?』

ツイッターで共謀罪法案の話題には近寄れない。
反対派も賛成派も自分たちの主張に深酔いしてる。

人の話を聴くまでも無く刑事法令の問題点を熟知している素ぶりが目立つ。
実は他人の話を聞いて「そりゃ、大変だ!」と声を上げている程度の方が多い。

条約批准のための国内法改正という入り口議論だけが過熱し、そこで思考停止。
だが、乱用と悪用の虞だけなら、例えば軽犯罪法を含めてどんな刑罰法令にも起こり得る。

乱用防止も重要だが、それは政府や当局の暴走を防ぐ措置の議論として別途行うべきである。
親条約と三つの子条約から成る新たな国際組織犯罪防止の枠組みとこれまでに見られない特徴に付いて伝える議論は、政府側からも野党やマスコミ側からも聞こえてこない。
世界中の187カ国が既に加盟しているこの条約の枠組みは、もはや「世界標準」と言って良い。

この中で我が国は今後何を為すべきかと言う肝心の議論は不存在。
安倍政権の鼻息では今会期中にも力づくで法律案を成立させる可能性がある。

しかし、そうなっても組織犯罪防止の国際的な枠組みへの参加によって行政、経済、生活にどんな影響が起こるか、大半の国民は知らされないまま。
政府、野党、マスコミのそれぞれが國民に対して負う責任として、果たしてそんな事でお茶を濁して良いのだろうか?
これでは、20年以上前に数年間を掛けてこの新たな枠組みに魂を入れた政府当局者の一人として、甚だ残念でならない。

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