これすごい面白い話なんですよ。
年収1,000万オーバーの自治体求人。
どどん。こんなリリースをいただきました。
画像を見る静岡県熱海市/島根県邑南町/千葉県木更津市/京都府福知山市が、年収1,000万以上という破格の条件で人材を募集してます。どういうことなのでしょう?
何かというと、これは「産業支援センター」のセンター長の求人なのです。最近は先進的なセンターが増えていて、各地にじわじわ広がり続けているんですよ。
全国で相次ぐ企業相談所の立ち上げ。モデルとなっているのは、“行列のできる企業相談所”との呼び声が高い「富士市産業支援センター・f-Biz(エフビズ)」。
2008 年の開設以来、現在では年間 4,000 件を超える相談があり、数々の売上アップの事例を輩出するなど多数の実績を誇り、全国の産業支援機関のロールモデルとなっています。
センター長・小出宗昭氏を中心とした、マーケティング、デザイン、販路拡大、プロモーション、ブランディングなど各分野の専門家チームが、ワンストップのソリューションを提供することで、コストをかけることなく V 字回復させたという事例が数多く生まれています。
その手法は小出氏から直接、進行中の事例をもとにセンター長の仕事を学ぶ実践型研修を通じて全国へ広がり、「岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Biz(オカビズ)」をはじめ、Ama-biZ(熊本県天草市)、Seki-Biz(岐阜県関市)、Sima-Biz(長崎県・新上五島町)など、各地に「〇〇-Biz」が続々と生まれています。
先行する「〇〇-Biz」はうまくいっているようで、だからこそこうして広がりを見せているわけです。
まぁ、逆にいうと行政による企業相談がまったく機能していない地域も多い……ということでもあるんですが。だってみなさん、行政にビジネスの相談なんか行かないですよね?高知もがんばってほしいですね〜。
クリエイティブ!
支援事例を見ると、仕事のイメージが掴めるでしょう。
たとえば「OKa-Biz」のこれ。大好きです。地元のゆるキャラ「オカザえもん」をかたどったおみやげで、なかにお米が入ってます。
画像を見る売上アップに悩んだ「従業員4名の小さな米屋」が相談に来て、ディスカッションを経た結果、この商品が誕生。駅ナカやコンビニ、ホテルなどでお土産として販売されるに至りました。
施策的には超シンプルだけど売上につながってるわけですよ……しびれる!
こちらもすごい好きな話。
和菓子屋さんが「OKa-Biz」に売上アップの相談に来たそうです。
みなさん、和菓子屋さんの売上、どうやって増やします?
………。
はい!肉球!どどーん!
画像を見る(公式ブログより)
こちらもウェブで話題になり、速攻で品切れ。天才的です。
画像を見る続いて発売した「400年饅頭」。家康没後400年を記念して、江戸時代のレシピで饅頭を再現しました。家康もこの饅頭を食べていたかもしれない!というわけです。
画像を見るこちらも話題になり、テレビでもしっかり露出。いやー、仕掛け人ですね!
画像を見る創造性で中小企業を支援!説明会やるよ。
各種の事例に通じるのは「コストをかけずに売上をアップさせる」という哲学。こういう仕事、たまりませんよね。年収1,000万の価値はありすぎます。
電通とか博報堂あたりでがっつり消耗している人なんかは、この仕事ものすごく相性いいんじゃないかなぁ。
で、直近ですが「5月24日」に東京で説明会があります。でもこれ満席なのかな……増枠あるかもなのでチェックしてみてください。
6月4日には「ローカルコンサルゼミ」という、コンサルの事例と手法を知ることができるイベントも開催。こちらはまだ募集中です。
「地域の企業を支援すること」こそ、地方創生の本丸です。
今の産業支援って結局「補助金相談」だったりするから、「○○-Biz」の哲学がスタンダードになってほしいものです。高知県知事に届け!