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暴言が止まらない大西英男氏 対象はがん患者だけではない タバコ嫌いならあっちへ行け! 受動喫煙防止法に反対する自民党議員も同類だ

大西英男氏の暴言がまたまた物議を醸しています。
 飲食店も含め、禁煙をどこまで徹底するのかが問われているのですが、厚労省の受動喫煙防止法案が、自民党内の反対にあい、骨抜きにされようとしています。
 もともとの厚労省の案くらいは実現してくれなければ、受動喫煙による被害を防止することはできません。
厚労省がいよいよ全面禁煙を提言、飲食店での実質的な禁煙が実現するか

 ところが業界団体の意向を受けた自民党議員や、自らニコチン中毒に陥った自民党議員たちの猛反対があり、大西英男氏がその過程で暴言を吐いたのです。

 「がん患者ははたらかなくていい」
 
  本当にひどい言葉です。病人だから療養してねという意味ではもちろんありません。
 自らもがんの経験のある三原じゅん子議員ががん患者でも働ける職場をという発言に対するヤジ(暴言)ですから、そこにあるのは排除の論理です。
 大西氏自身、かなりの重度のニコチン中毒のようですから、タバコが排除されることに対してよほど腹が立っていたのでしょう。
 しかし、それは逆恨みでしかありませんし、ヤクザの言い掛かりと全く同じです。

受動喫煙に対する理解はゼロ

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 しかし、そこで大西氏が排除しようとしたのは何もがん患者だけではありません。
 全ての人が受動喫煙にさらされているのです。
 塩崎厚労相の答弁が端的に示しています。
参照
受動喫煙防止法案、塩崎厚労相「アルバイトの人が煙にさらされている」と訴える」(Huffpost Japan)

 タバコが野放しになっている空間の中では、タバコを望まない人たちが受動喫煙にさらされているのです。
 三原氏の発言は、がん患者でも働ける職場という意味では、がん患者を取り上げたものですが、これは全ての人に共通することです。それこそがん患者にされかねません。
 大西氏の発言は、がん患者ばかりか、要はタバコの煙が嫌ならばあっちへ行けという趣旨です。
 それががん患者がクローズアップされてしまったものだから、形ばかりの「謝罪」をしているのですが、全く謝罪になっていません。弁明がこうなのですから。
「つける薬ない」党内でも批判 大西氏発言」(日本テレビ2017年5月22日)
「今回の発言については、大西議員は「私がご指摘のような趣旨で、『(がん患者は)働かなければいい』と発言をしたことは絶対にありません」と発言を否定。そして、22日、発言の趣旨についてこう説明した。
「願わくば、そういう方(がん患者)にはもっと健康な受動喫煙のないところで働いていただいた方がその方のためになります」「(Q:発言を撤回する考えは)ありません」「(Q:今回の発言が失言であったとの自覚は)あります。それはあります」「そうした方々に私の発言が、お気持ちを深く傷つけたのではないかと、深くおわびを申し上げる次第です」」

 この発言に端的に表れています。
「願わくば、そういう方(がん患者)にはもっと健康な受動喫煙のないところで働いていただいた方がその方のためになります」

 煙の中で働くこと自体、不健康そのものなのですから、嫌ならあっちへ行け、でしかありません。そういった人たちが働ける空間にするという発想とは全く無縁なのです。

 それから受動喫煙防止法に反対する自民党議員たちは、大西氏を批判する資格がないだけでなく、大西氏と同類です。
 がん患者だけなく、タバコを嫌うすべての人たちに対して受動喫煙を強要してはばからないのですから。

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