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女性宮家の創設を

  秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約準備が明らかになりました。お相手も誠実そうな好青年。さわやかなカップル誕生です。国民の1人として心からお喜びを申し上げ、祝福させていただきたいと思います。

  このような慶事に際しては、静かに温かくお見守りするのがマナーだと思いますが、甚だ失礼ながら1つだけ心配事を記させていただきます。

  皇室制度のあり方については「皇室典範」に規定されていますが、その第十二条は「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と定めています。すなわち、眞子さまのように一般男子と結婚されようという場合は、皇籍を離脱しなければならなくなるということです。この懸念は眞子さまにとどまりません。

  現在、男性皇族は皇太子殿下、秋篠宮さま、悠仁親王、常陸宮さまの4人だけです。一方、女性皇族は14人。このうち今上陛下の孫世代は7人で、15歳の愛子さまを除く全員が結婚可能な年齢に達しています。現行制度を放置していると、女性皇族が次々と結婚するたびに皇族を離れ、悠仁親王がご成人の頃には、皇族方が激減しかねない危機にあるのです。そして、皇族の減少は皇位の安定的継承や皇室の活動の大きな支障となります。

  手前みそになって恐縮ですが、かつて野田内閣は「皇室制度に関する有識者ヒアリング」を積み重ねました。そして、2012年10月、女性皇族が結婚後も皇籍にとどまる「女性宮家」創設案と、結婚して皇籍を離れても新たな称号を使うなどして皇室活動を続ける2案を、論点整理としてとりまとめました。しかし、残念ながら、その後の安倍内閣に黙殺されたまま今日に至っています。

  5月19日、天皇陛下の生前退位を実現する特例法案が閣議決定されました。象徴天皇としてあるべき天皇像を追い求めてきた陛下のお気持を実現するため、真摯な姿勢で審議に臨みたいと思います。と同時に、皇族数が減少するという現実にもしっかりと向き合い、可及的速やかに対策を講じなければなりません。

  私は、法案の付帯決議に、女性宮家の創設を明記し、法案の成立後から明確に期限を区切って結論を出すよう強く求めたいと思います。

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