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- 2017年05月22日 11:39
北朝鮮が準中距離弾道ミサイル「北極星2号」発射:固体燃料式MRBMの量産へ
北朝鮮が2月に引き続き、「北極星2号」の発射実験を行いました。
水平に飛翔した距離は前回と同じ500kmで、今回は高度約560kmまで到達したそうです。
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(2017/5/21 聯合ニュースより画像転載。)
②が今回の「北極星2号」の射程です。①は14日に発射された「火星12」です。
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(労働新聞より画像転載。)
中部・北倉付近からの発射と伝えられているので、写真などから見ると大同江(대동강)の本流かその支流あたりだと思われます。
この地域にはもともとミサイル格納基地や発射基地があることが分かっています。
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(労働新聞より画像転載。)
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(労働新聞より画像転載。)
2月の「北極星2号」発射の際と同じく、TEL(起立式移動車両)は装軌式です。不整地でも発射できるよ、ということですね。
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(労働新聞より画像転載。)
そして、コールドローンチ。
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(労働新聞より画像転載。)
カメラを搭載して宇宙空間から地球を撮影しているようです。
いずれにしましても、2回目の「北極星2号」発射実験は成功を収めました。冒頭で引用したとおり、金正恩労働党委員長は「北極星2号」の実戦配備を承認したそうです。
「北極星2号」の射程について、2月の発射時にはMRBM〜IRBM(2,400〜5,500km)と幅のある評価でしたが、今回の発射実験により1,250〜2,000kmという範囲に落ち着き、準中距離弾道ミサイル(MRBM)と見て良いようです。
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(David Wright, North Korea’s May 21 Missile Launch, UCS, 2017/5/21)
米戦略軍(USSTRATCOM)も前回は“medium- or intermediate-range”という表現でしたが、今回は“The launch of a medium range ballistic missile”とMRBMだとしています。
◇ ◇ ◇
従来、北朝鮮による弾道ミサイルの発射はおおむね早朝〜午前中でしたが、今回は午後4時59分(現地時間)という夕方に発射しました。北朝鮮は任意のタイミングで任意の場所で発射する態勢を整えつつあります。ICBMやIRBMの開発も進行中ですが、あくまでもそれらの照準は米国本土やグアムなどに向けられるものです。日本攻撃専用ともいえるMRBMの増勢は、現行の弾道ミサイル防衛(BMD)に対して厳しい挑戦ですし、我が国にとっては直接的な脅威です。
また、ノドンは液体燃料であるがゆえに、これまでは常時発射状態にはありませんでした。しかし、固体燃料式陸上発射「北極星2号」は、より柔軟な運用が可能になるでしょう。
《북극성−2》형의 계렬생산준비를 끝내고 경애하는최고령도자동지를 모시고 부대실전배비를 위한 최종시험발사를 진행하게 되였다.경애하는최고령도자동지께서는 탄도탄의 명중성이 대단히 정확하다고, 《북극성−2》형탄도탄은 완전히 성공한 전략무기라고 긍지에 넘쳐 말씀하시면서 지상대지상중장거리전략탄도탄 《북극성−2》형무기체계의 부대실전배비를 승인하시였다.(2017/5/22 朝鮮労働新聞より抜粋)
弾道ミサイル「実戦配備承認」=「北極星2型」量産指示−発射成功と報道・北朝鮮(2017/5/22 時事通信)
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は22日、地対地中距離弾道ミサイル「北極星2型」の発射実験に成功したと報じた。金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会い、「北極星2型」の実戦配備を承認、量産を指示した。
韓国軍などによると、北朝鮮は21日午後、内陸部の北倉から東方向に弾道ミサイル1発を発射。約500キロ飛行し、最高高度約560キロに達した後、日本海に落下しており、「成功」の報道はこれを指すとみられる。 「北極星2型」は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」の射程を延長した地対地弾道ミサイル。固体燃料エンジンを利用、無限軌道式車両から発射する。米軍のコードネームはKN15で、射程は約2000キロとみられている。
水平に飛翔した距離は前回と同じ500kmで、今回は高度約560kmまで到達したそうです。
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(2017/5/21 聯合ニュースより画像転載。)
②が今回の「北極星2号」の射程です。①は14日に発射された「火星12」です。
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(労働新聞より画像転載。)
中部・北倉付近からの発射と伝えられているので、写真などから見ると大同江(대동강)の本流かその支流あたりだと思われます。
この地域にはもともとミサイル格納基地や発射基地があることが分かっています。
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2月の「北極星2号」発射の際と同じく、TEL(起立式移動車両)は装軌式です。不整地でも発射できるよ、ということですね。
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(労働新聞より画像転載。)
そして、コールドローンチ。
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(労働新聞より画像転載。)
カメラを搭載して宇宙空間から地球を撮影しているようです。
いずれにしましても、2回目の「北極星2号」発射実験は成功を収めました。冒頭で引用したとおり、金正恩労働党委員長は「北極星2号」の実戦配備を承認したそうです。
「北極星2号」の射程について、2月の発射時にはMRBM〜IRBM(2,400〜5,500km)と幅のある評価でしたが、今回の発射実験により1,250〜2,000kmという範囲に落ち着き、準中距離弾道ミサイル(MRBM)と見て良いようです。
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(David Wright, North Korea’s May 21 Missile Launch, UCS, 2017/5/21)
米戦略軍(USSTRATCOM)も前回は“medium- or intermediate-range”という表現でしたが、今回は“The launch of a medium range ballistic missile”とMRBMだとしています。
◇ ◇ ◇
従来、北朝鮮による弾道ミサイルの発射はおおむね早朝〜午前中でしたが、今回は午後4時59分(現地時間)という夕方に発射しました。北朝鮮は任意のタイミングで任意の場所で発射する態勢を整えつつあります。ICBMやIRBMの開発も進行中ですが、あくまでもそれらの照準は米国本土やグアムなどに向けられるものです。日本攻撃専用ともいえるMRBMの増勢は、現行の弾道ミサイル防衛(BMD)に対して厳しい挑戦ですし、我が国にとっては直接的な脅威です。
また、ノドンは液体燃料であるがゆえに、これまでは常時発射状態にはありませんでした。しかし、固体燃料式陸上発射「北極星2号」は、より柔軟な運用が可能になるでしょう。



