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47歳の大社長が今でもリングに立つ理由

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――もうひとつ、高木さんに聞いてみたいことがあったんです。DDTでは選手のSNSでの情報発信を推奨して、高木さんもそれらをチェックされたり、ご自身でも頻繁にツイートをしていますよね。ただ、選手全員が情報発信に長けているわけではないと思うんです。たとえば経営者から見て、あまり話題にならないようなつぶやきをしている選手がいたら、どのようにアドバイスしていますか?

【高木】僕はストレートに言いますね。「お前のつぶやき、しょっぱいな」って。

――それは直球ですね。

【高木】プロレスラーには天然な人が多いんですが、「一流のレスラーとは何か?」と考えると、それはお客さんが求めているものを知っていて、それに応えられる人だと思うんです。だから、一流のレスラーはツイートも一流なんです。

今は個人発信の時代ですから、選手のツイッターはとても重要なんです。でも選手の中には、大一番の試合の前にプライベートなツイートをしていたり、宣伝文句しかつぶやかなかったりする人もいる。それではお客さんに興味を持ってもらえない。だからはっきり、「お前に何が求められているか、わかっているのか? ちゃんとお客さんと向き合え」と伝えます。

――そう言われて、みなさん素直に耳を傾けるんですか?

【高木】ちゃんと聞いてくれますね。それは先ほどの話と関係していて、僕が選手でもあるから、レスラーも真剣に聞いてくれるんだと思います。


――まさに「プレイヤーはプレイヤーの言うことしか聞かない」ということですね。

【高木】基本は本人の自主性に任せているんですよ。でも、今はプロレス以外にもエンターテインメントがいっぱいあって、プロレスの中でもいろんな団体がある。「DDTの大会が何月何日にある」ってお客さんに知ってもらうだけでも、高い壁があります。

――だからこそ選手の情報発信がカギを握っていると。

【高木】集客するために一番簡単なのは、お金を使って話題性のあるゲストを呼ぶことですよ。でも、そうじゃない部分で興味をもってもらおうと考えたら、ツイートだって手を抜くわけにはいかない。「何月何日に試合があります」という宣伝ツイートが、実はもっともリツートされないんです。大切なことは、いかに宣伝に見えない宣伝をするか。そのためには、ちゃんとお客さんと向き合わないとダメだよ、ということなんです。

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高木三四郎(たかぎ・さんしろう)
1970年生まれ、大阪府出身。プロレス団体・DDTプロレスリング社長兼レスラーで、通称“大社長”。15年5月よりWRESTLE-1のCEO、17年3月より同相談役を務める。

DDTプロレスリング
97年旗揚げのプロレス団体。小規模会場のほかライブハウス、書店、路上、キャンプ場など、さまざまな場所でプロレスを行い、エンターテインメント性の強い「文化系プロレス」を名乗る。今年1月より自社で動画配信サービス「DDT UNIVERSE」<http://ddtuniverse.com/>を開始したほか、Amazonプライムにてオリジナル番組『ぶらり路上プロレス』を配信中(高木大社長も出演)。

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(高木 三四郎 構成=小山田裕哉 撮影=尾藤能暢)

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