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この記事を読めば語れる!2017年、高校生のネット利用行動

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当社、株式会社アクトゼロは、お陰様で幅広い業種・業界のさまざまなお客様とお付き合いをさせて頂いていますが、特に私は最近、教育関係や若年層向け商材を扱うクライアントの担当者の方とお話する機会があり、各種キャンペーンやWebサイトを提案・制作する際には若年層ユーザーを意識して設計することが多くなっています。

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スマホファーストが標準になりつつある現在。特に若年層をメインターゲットとする時、スマホファーストはより重要になってくることは肌感では分かっていますが、具体的にどの程度、今の若年層に影響を及ぼしているのでしょうか。今日は、客観的なデータを基に、2017年の若年層、特に高校生のネット行動について見てみることにしましょう。

スマートフォンの普及率

私がかつて2014年1月に書いた記事(「若い世代のスマホ閲覧傾向を読み解くとプロモーションの形が見えてくる」)の印象が強く、自分の中では「中学生の4人に1人、高校生の2人に1人以上がスマートフォンユーザー」という認識でいました。

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平成24年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) (平成25年1月 内閣府) から

それから4年以上経った今、状況は全く変わっています。下記のグラフがそれを物語っています。

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平成28年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)(平成29年2月 内閣府)から

現在では、「小学生の4人に1人、中学生の2人に1人、高校生のほぼ全員がスマートフォンユーザー」となっています。

高校生を見てみると、元々、フューチャーフォンを含めた携帯電話の所有率は平成22年度から100%に近く、その当時はほぼ全員フューチャーフォンだったシェアが、平成23(2011)年から平成25(2013)年にかけて、急激にその地位が入れ替わっていることが分かります。

この頃、2012年にはiPhone5・2013年にはiPhone5sといった人気機種が出ており、特に2013年にはNTTdocomoが大手キャリアでは最後発としてiPhoneに参入した年でした。そうしたスマホを自分で買った・親から買ってもらった高校生も多かったでしょうが、親がそうした人気機種に買い替え、それまで使っていた機種がお下がりとして高校生の手に渡って裾野が広がったのではないかと考察できます。

そして、スマホで何を行っているかといえば、当然ではありますが「インターネット」です。

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スマートフォンの所有者のほぼ全てはインターネットに接続していることが分かります。

インターネットの利用時間

では、インターネットの利用時間の傾向はどのようになっているでしょうか

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平成28年度は、前年度と比べて全体では12分程度、高校生では15分程度増加していることが分かります。特に高校生ではスマホとスマホ以外のデバイスでのネット接続が2時間以上のユーザーは76.8%、スマホからのネット接続は72.1%にも達しており、1日あたり2時間以上ネット利用する高校生が7割を超えることが分かります。

また、高校生の20.5%、つまり5人に1人は1日あたり5時間以上のネット接続を行うようなヘビーユーザーが居ることも見過ごせません。

SNSの利用状況

そして、インターネットの利用目的の90.4%が「コミュニケーション」を挙げています。ネットでのコミュニケーションといえば欠かせないのが「SNS」ではないでしょうか。

株式会社テスティーによる、10代・20代の男女計2,010名に対して実施した、SNS利用に関する調査の結果、SNSを「利用している」と答えた人が10代で76.1%、20代で76.0%に達し、そのうち「LINE」を利用している人は、10代の93.1%、20代の89.5%と、SNS利用者の9割以上が「LINE」ユーザーだったとか。既に若年層ではLINEがネットでのコミュニケーションにおいて中心的なプラットフォームとなっていることが浮き彫りになります。

LINE以外で利用しているSNSの第1位は、10代・20代ともにTwitter。Facebookは20代ではInstagramと並び、多く活用しているものの、10代においては最も低い割合になっています。Facebookユーザーは年齢層が高いとよく言われますが、その傾向がよく分かります。

また、見逃せないのが10代では半数が利用している「SNOW」です。

SNOWとは、自撮りした写真にイラストを合成できるアプリで、韓国ネイバーから独立したキャンプモバイルが2015年9月にリリースしたアプリです。目が大きく加工されたり、肌を綺麗に補正されたりと、いわゆる「盛る」ことができ、若い女性を中心に人気のアプリです。

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Google Play より

高校生のほぼ全員がスマホでインターネットを閲覧する

今回の記事の結論は、上記の表題に帰結するでしょう。高校生のほぼ全員がスマートフォンを所有してネットを利用している現在、高校生向けのデジタルキャンペーンについてはスマホのみで設計し、PC向けは準備しなくても問題が無いレベルにまで普及しています。どうしてもPC向けの設計が無いことに抵抗を感じてしまう気持ちがあると思いますが、データが証明しています。

この世代が今後、年を経る毎に、全世代に渡ってスマホシフトの勢いは益々強まっていくのです。

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