- 2017年05月14日 09:00
体脂肪を落とす?コレステロールを下げる?ウワサの「機能性表示食品」とは
1/2「体脂肪とBMIを落とす」
「悪玉(LDL)コレステロールを下げる」
最近、こんな表示とともに「機能性表示食品」と書かれた食品・サプリメントなどを、コンビニやスーパーで目にする機会が増えたと思いませんか?
消費者庁のデータベースを調べてみると、900件以上がヒットします。(届け出が撤回されたものも含まれるようです)。この制度、始まってわずか2年ですが、かなりのスピードで種類が増えているようです。
ある食品をとるだけで、体脂肪が落ちたりコレステロールが下がったりするとしたら嬉しいことですが、安全性や効果はどうやって確かめられているのでしょうか?そもそも「機能性表示食品」って、どんなもの?調べてみました。
「機能性表示食品」とは
機能性表示食品は、国(消費者庁)が2015年に始めた制度です。
消費者庁のパンフレットには次のような説明があります。

消費者庁パンフレット「「機能性表示食品」って何?」より
ある食品に、例えば「体脂肪の増加を抑える」というような機能性(作用)があると言われると、消費者としてはそれを選びたくなりますよね。でも一般の健康食品の場合、そのような宣伝文句を表示することはできません。
内容に誇張があったり、根拠が無かったりした場合、購入した消費者が損をしてしまいますし、食品とはいえ通常の生活でとらないようなものを大量に摂取すると、どんな影響があるかわからないからです。
ただ例外もあります。例えば特定保健用食品(「トクホ」という名前でおなじみ)は、消費者庁が企業から安全性や機能性を証明するデータの提供を受け、個別に審査したうえで「こんな表現なら表示して良いよ」と許可しています。
ただトクホには、申請に必要なデータを得るための試験に多額のお金が必要だったり、審査に長い期間がかかったりする傾向がありました。大企業はそれでも良いかもしれないけれど、資金や体力のない中小企業は申請が難しくなるかもしれません。消費者の立場としても、もし良い商品があるとしたら、その情報を知れないのは残念な気もします。
そこで2年前、「機能性表示食品」という新しいカテゴリーが作られました。
トクホのような「国による審査」を行わず、安全性や機能性について企業の責任で調べて届け出るだけで良いよ!としたのです。企業にとって、より手軽に製品のメリットをアピールできるチャンスが生まれたことになります。制度開始から2年もたたず、500件を超える食品が届け出されました。

機能性表示食品制度の施行状況について 平成28年12月14日 消費者庁
でも「審査なしでOK」にしちゃって、本当に大丈夫?という気もしますよね。とはいえ、そもそも多くの人が口にする製品を作っている企業ですから責任感は強いでしょうし、届け出た内容は消費者庁のサイトで公開されるので、変なデータを提出したら問題になるかもしれません。信頼してもよさそうな気もしますよね。



