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【読書感想】ゲームセンタークロニクル (~僕は人生の大半をゲームセンターですごした~)

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ゲームセンタークロニクル (~僕は人生の大半をゲームセンターですごした~)

ゲームセンタークロニクル (~僕は人生の大半をゲームセンターですごした~)

内容紹介
ゲームセンターの出現から、2017年の現在までを
ゲームファンの視点から描いた1冊です。

スペースインベーダーに始まり、ゼビウス、グラディウスと
いったシューティングゲームの流行や、
ストリートファイターII、バーチャファイター2など
格闘ゲーム隆盛の時を経て、現在では大型ネットワーク型ゲームが
中心になってきているゲームセンター。

本書は、プレイヤーの移り変わりや、進化し続けるハードウェアの影響を受け
少しずつその姿や役割を変えつつあるゲームセンターと、
その当時のプレイヤーが感じていた雰囲気、
時代の象徴となった名作ゲームたちの素晴らしさを、
元『ゲーメスト』編集長であった石井ぜんじが、
ゲームプレイヤーの視点から詳細に書き下ろした渾身の1冊です。

一時でもゲームセンターの熱気を味わったことのある人なら
必ずそのときの空気感を思い起こすことでしょう。


 『ゲーメスト』の元編集長・石井ぜんじさんによる、ゲームセンターの年代記。1970年代前半からのゲームセンターの歴史を概説している本なので、個々のゲームについての詳細な記述はされていません(一部、著者の思い入れの深さが溢れているゲームもありますが)。
 高校時代から現在まで、コンスタントに通い続け、「ゲームセンターに行かない日よりも、行った日のほうが多い」という、ゲームセンターの雰囲気の刑事的な変化などは、この人じゃないと書けないだろうな、と思うのです。

 僕も小学校高学年くらいからテレビゲームが大好きで、ゲームセンターにも通っていましたが、1990年代前半の対戦格闘ゲームブームくらいから、なんとなく足が遠のいてしまって、今では子どもと一緒にショッピングモールに行った際に、クイズゲームをちょっとやってみるくらいになってしまいました。
 自由にゲームセンターに通えるようになったはずの大学生時代に、なぜか足が遠のいてしまったんですよね。対戦格闘ゲームで他人と勝負する、というのが、あんまり好きじゃなかったからかな。

 それでも、子どもが『ポケモン』とか『妖怪ウォッチ』とかのカードゲームに夢中になっているのをみるだけでも、なんだかちょっと嬉しくなります。
 ゲームセンターの歴史というのは、半世紀弱、というところなのでしょうけど、ほとんどの人は「夢中になって通っていた時期」と「離れていた時期」があるはずで、著者のように「本当にずっとゲームセンターに行き続けていた人」は、ほとんどいないのではなかろうか。

 個々のゲームについて、あまり詳しい記述はないのですが、「クロニクル」と銘打っていることもあって、『ゼビウス』や『ストリートファイター2』のような時代を変えたゲームだけではなくて、一時的にものすごく話題になったけれど、もう今では覚えている人も少なくなったゲームについても、きちんと触れられているんですよね。

 80年代に、アーケードで異彩を放ったゲームジャンルがある。それがレーザーディスクゲーム(LDゲーム)だ。LDゲームは、レーザーディスクの映像を主に使い、レバーやボタンなどで介入していくタイプのビデオゲームである。
 LDゲームは操作に合わせて実写やアニメの映像を切り替えるだけなので、それほど複雑なゲームは作れない。2000年以降の家庭用ゲームで、ムービーシーンにボタン操作で割り込むQTEというシステムがあったが、LDゲームのゲーム性はそれに近いスタイルである。

 80年代はCGの技術が未熟だったため、たいした映像効果は得られなかった。そこでグラフィックを美しい実写やアニメーション映像にして、レバーやボタンを使って遊べるゲームが考えられたのである。
 LDゲームは海外で考案され、その後日本に持ち込まれた。国内に輸入されて話題になったのが『ドラゴンズレア』(スターコム)である。この作品はファンタジーの世界観を美しいアニメーションで描いており、そのインパクトは強いものがあった。早い時期に少数輸入されていたが、1984年にはユニバーサルが国内販売をしている。

 国内で最初作られたLDゲームは、セガの『アステロンベルト』(1983年)である。この作品は宇宙空間を舞台にしたSFシューティングだが、東映の協力を得た特撮映像には目新しさがあった。しかしゲーム性が単純なので、すぐに飽きてしまうという欠点があった。

 LDゲームは、1983年から1985年までの2年間に集中し、10タイトル以上がリリースされている。なかでも傑作とされるのが『サンダーストーム』(1984年・データイースト)である。戦闘ヘリに乗り込み、敵をミサイルなどで倒していくゲームで、LDゲームのゲーム性をうまく活かした作りになっていた。


 LDゲーム懐かしいなあ。当時は、実写の映像でゲームができる、というあだけで大興奮だったのですが、アーケードゲームのグラフィック性能がどんどん向上していって、あっという間にLDの優位性は失われていったんですよね。
 そういえば、LDゲームが家でできる、というのもありました。あれを買った人はいるのだろうか?

 『アステロンベルト』『タイムギャル』本当に懐かしい。
 ゲームとしては、タイミングに合わせてレバーを入れるとかボタンを押すっている、シンプルなものだったのですが、僕にとってはすごく印象深いものでした。
 テレビ番組で『アステロンベルト』が使われていたんですよね。
 クイズゲームで、タイトーの『ウルトラクイズ』にも触れられていたのは嬉しかった。クイズ好きなので、よく塾の帰りにやっていたものです。

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