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ひとりで泣きたいと思う時を乗り越えてこそ。

先日、取材で「夢をカタチ」にした、素敵な女性と対談をしました。
その女性は、昨年2月、私が審査委員長をつとめる「みんなの夢アワード6」の舞台で、
夢を語った「シングルマザーの応援団長」、大津たまみさん。

その夢とは、ご自身がシングルマザーであるという実体験をもとに、シングルマザーがプロデュースしたシングルマザーシェアハウスをつくること。

シングルマザーシェアハウスは、経済的に困っているシングルマザーのために、敷金礼金、仲介手数料、連帯保証人、すべて不要。 さらに最初の2か月は賃料無料。
「自立できる環境づくりを」と、家事支援・就業支援にも重きを置いています。

大津さんは、入居するシングルマザーたちに「自分の子どものことを何より第一に考えて」とメッセージを送っています。

日本のシングルマザー世帯数は約124万世帯※、その平均年間就労年収は181万円※。
シングルマザー世帯の生活の安全安心の向上は、早急に取り組むべき政策課題 でもあります。

大津さんの夢は、まさに社会の課題を解決するための取り組みだと思います。
大津さんの夢が同心円的に拡がっていくことで、一人でも多くのシングルマザーの皆様を応援し、一人でも多くの子どもたちを幸せにすることができる素晴らしい夢だと思います。

そして夢の舞台から8か月、昨年11月に大津さんは名古屋でついにシングルマザーシェアハウスをオープンさせました。 シングルマザーとして誰よりも「自立」と向き合ってきた大津さんが社長兼プロデューサーだと いうことは、入居する女性たちにとって何より心強いことでしょう。

この夢実現までの苦難を私は知っています。 想像もしないような逆境がたくさん押し寄せてきたことでしょう。

しかし、「どうしても」「何が何でも」叶えたいという夢にかける思いの強さが勝ったのです。 大津さんはどんな苦境にある時も常に明るく前向きで、 夢の日付けを変更することは決してしませんでした。

私も佐川急便で働きながら資本金を貯めた時、あまりに辛いので、一年で300万円貯めるのを、 二年に変更しようかな…と弱気になったことがあります。
しかし人間は一度甘えたら、その後ずっと、逃げグセがついてしまうものです。

夢を叶える秘訣は、「とにかく自分の夢を人に話すこと」。
今回の対談でも、「このシングルマザーシェアハウスを100棟建てる」と 次の夢に向けて全力投球の様子でした。

昨年、彼女が完成した シェアハウスを案内してくれた時、
「ママがひとりで泣きたい時は、 このロフトで…」と、
半分冗談、半分本気で、 そう言ったのが印象的でした。

ひとりで泣きたいと思う時を 乗り越えてこそ、 夢は実現できるのだと思います。
彼女の笑顔は、 それを乗り越えた人の 素敵な笑顔でした。

※シングルマザーシェア
ハウスの詳細はコチラ
株式会社リンクリンクHP

http://xn--pcka9ob7bc.com/

(※出典 厚生労働省「ひとり親家庭等の現状について」平成27年)

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