
- 2017年05月02日 10:37
障がい者の働き方をドラスティックに変える!「はたらくNIPPON!計画」の挑戦
2/2今後必要になってくるのは“自立型の福祉”

竹村:「はたらくNIPPON!計画」では、ローランズのようなモデル事業を全国で100件つくることを目標にしています。単純に障がい者の方の給料を上げるだけではなく、地域経済を活性化するエンジンになるような事例にしたいと考えているんです。
率直に言って、これまで障がい者の方々というのは、地域や社会の中で”負担”になっていました。地域や社会の発展のハードルになるものという文脈で語られることも多かった。しかし、障がい者が地域の活性化に寄与することで、地域や社会側が「こんな風に障害のある人って活躍できる人材だったのか」「福祉とこうやって連携すれば地域を賑やかにすることができるのか」と感じてもらえるような事例を作りたいと思っています。
私は、正直いって「障がい者理解のための講演会」といった枠組みが大嫌いなんです。そんなことしなくても、日常の暮らしの中で障がい者の方々が普通に活躍していれば、啓発や啓蒙といった言葉は必要なくなると思うのです。だからこそ、「はたらくNIPPON!計画」でそういう状況を作りたいと考えています。

私は、まずはローランズで働いてくださる障がいのあるスタッフ達の雇用を守っていくことが非常に重要だと考えています。だからこそ、妥協せずに、チームとして売上目標に取り組んでいきたいですね。
一方、現在のフワラー業界全体を見ると、障がい者雇用が進んでいない現状があります。採用するにしても、事務や軽作業が多くなってしまっているので、花に触れることが出来る現場での雇用が広がっていったらいいなと考えています。花業界の中での障がい者雇用がもっとステキなものに変わっていけばと思っています。
竹村:福寿さんは、絶対言わないと思うのですが、福祉事業所などで何か問題が起きた時に「すみません、障がい者がやってますから」と言い訳してしまうようなケースがあります。
でも、それはお客さんにとっては関係ない話です。だからこそ、何か失敗した時に「すみませんでした」と言える障がい者であるべきでしょう。そうした日常的なやり取りの中で、気がついたら、障がい者と健常者の間のハードルがなくなっていくというのが、あるべき流れだと思います。
福寿:障がいのある方に対して、「これは出来ないだろう」「これ以上は無理だろう」と考えてしまうことが多いと思いますが、逆に「こんなに出来ることがある」ということを知ってもらいたいと思います。
私たちも最初は、「お花屋さんで障がい者を雇用するなんて無理だろう」と言われていましたが、業務をうまく切り分けていけば問題ありませんでした。もちろんクリアしたい課題はたくさんありますが、方法さえ見つけることができれば、やってもらえることはたくさんあります。「出来ないだろう」「やれないだろう」と思わずに、障がいのある方のできることをたくさん見つけて欲しいなと思いますし、「こんなに出来るんだ」ということを、このお花屋さんから発信していきたいと考えています。
竹村:お花屋さんなので、最後花の話でまとめると、これまでの福祉のあり方というのは、必要以上に水をあげていたと思うのです。
よかれと思って軽作業をさせて「もう失敗しなくていいよ。人のいるところにいかないようにしようね」と必要以上に特別扱いした結果、自立を阻害していた部分があると思います。
しかし、これからやるべきことは、目は離さないけれども、手は離してチャンスをつかんで貰うようなやり方なのではないでしょうか。適切に水やりはするけれども、まず自身が根を大地にはっていかないといけない。こうした自立型の福祉の在り方を実現するモデルを作っていきたいと思います。
- BLOGOS編集部PR企画
- 企業とのタイアップ記事をお届け



