記事

内閣支持率は、「容認率」だと思えばいいんじゃないか?

内閣支持率が安定している。昨日の日経の調査では60%で横ばいだし、少し前の他社の数字も数値は異なるが安定している。最近は調査法によって各社の数値の幅があることも知られているが、全体傾向としては安定と言える。

森友学園のスキャンダルは、かつてであれば支持率に相当な影響を与えたと思うし、失言による閣僚辞任もダメージにはなるだろう。

調査している新聞社も、そのあたりのことは何となく腑に落ちないようで、朝日が週刊文春の編集長にそのあたりのことを訊ねていた。

「それは極めてわかりやすい話で、安倍首相の代わりがいないからです」ということだけど、だからと言って「支持」を続けるのだろうか。

で、ふと思ったのだけど、「支持率」という言葉を「容認率」と読み替えてみると、腑に落ちるのだ。

いまの内閣を「支持」というよりも、「この内閣を、続けさせてもよいですか」という質問に対して「まあ、いいんじゃない」となり、もし続きがあれば「だって、他よりましでしょ」ということになるんだろう。

だとすれば、先ほどの文春編集長も発言も納得できる。

本当に支持が落ちる時には、「もうダメだよ、だって○○の方がいいじゃないか」ということになるんだろう。

なぜ、変わったのか?

これは、日本人の「政権交代経験」があると思う。2009年に政権交代を実現させたことで、小選挙区比例代表並立制の「力」を実感した。その結果生まれた政権への評価が低いことが現状容認の理由になっているのだろうけど、「いざとなったらまた“自分たちで”代える」という意識があるのだろう。

逆に言うと「メディアには決めさせない」という気持ちもあるのではないだろうか。調査の数字を見ても、森友はたしかに納得できない人が多い。とはいえ、野党やメディアに「首をとらせる」ことは認めたくないのだろう。

報道に右往左往して混乱するのは、都政で十分という感じなのかもしれない。

考えてみれば、スキャンダルで支持率が低下しても「政権交代」にはならず、自民党内での「首相交代」程度だった。しかし、それは自民党が派閥連合体だった中選挙区時代のことだ。

いまの選挙制度にはいろいろ意見があるだろうが、コンセプトは「政権交代可能」ということだろう。そのことを国民は理解した上での「容認率」なのだろうし、メディアがピンと来てないとすれば、中選挙区発想から抜け出せていないのではないか。

またメディアの創り出す「劇場鑑賞」はしても、そうそう踊らされないぞというしたたかさも感じる。また加熱するマスメディアに対して、ネットがきちんと「水かけ」している効果もあるんじゃないか。

でも、新聞社の人なんかはまだ理解できてないんだろうなあ

あわせて読みたい

「内閣支持率」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ブラタモリに失望 忘れられた志

    メディアゴン

  2. 2

    立民議員の官僚叩きに批判が殺到

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  3. 3

    官邸前ハンスト 警官と押し問答

    田中龍作

  4. 4

    任命拒否 学者6名に無礼な菅首相

    メディアゴン

  5. 5

    上野千鶴子氏 任命拒否に危機感

    女性自身

  6. 6

    元民主・細野氏らデマ拡散へ揶揄

    文春オンライン

  7. 7

    日当7万円 公務員と比較したのか

    橋下徹

  8. 8

    机叩き…橋下氏語る菅首相の会食

    ABEMA TIMES

  9. 9

    高級車雨ざらし カーシェア破産

    SmartFLASH

  10. 10

    国に従わず支援求める朝鮮学校

    赤池 まさあき

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。