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「若手よ、考えろ」経営者兼選手兼監督・高原直泰、“プロより厳しい”沖縄での挑戦

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1998年にジュビロ磐田に入団し、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズや、ドイツのハンブルガーSV、フランクフルトにも在籍した元日本代表FW高原直泰。02年にJリーグMVPと得点王を獲得、代表では06年のドイツW杯など57試合に出場し23得点を挙げた日本屈指のストライカーだ。

J2、J3のチームを渡り歩いた後の2016年、J1から数えて7つ下のカテゴリに当たる沖縄県3部リーグに「沖縄SV」を設立。自らも現地へ居を移し、チーム代表兼選手兼監督として活動している。

一部の専門誌や地元メディアを除き、なかなか活動状況が見えにくい下部リーグ。一時期は文字通り日本のトップに立っていた高原は、今何を考え、何に挑戦しているのか。その真意を探るべく沖縄へ飛んだ。

「今のチームには覚悟が足りない」


—シーズン開幕前ですが、今のチーム状態や雰囲気はどうですか?(取材は4月中旬に実施。4月30日に行なわれた第1節名護スポーツFC戦は3-0で勝利)

高原:まあまあですね。この間、天皇杯沖縄県予選の準決勝で負けてしまって、そこから選手の意識を変えたいと思っていて。何のために沖縄に来てサッカーやっているのかと。県外出身の選手も多いですが、覚悟を持って沖縄に来たんじゃないのかと。

—覚悟ですか。

高原:そう。そういう覚悟が足りないからこの間のような結果になったと。技術的なもの云々よりも、意識の差が甘いのかな、と。今はそれを変えようと色々やっているところです。

ー時折、練習を止めて、「考えろ」「考えてくれ」と繰り返し選手に伝えていました。


高原:基本的には選手一人一人に考えてもらって、プレーするのが一番大事かなと。それはサッカーだけでなく、一人の社会人として生活していく上でも。

このチームはまだまだ下のカテゴリですけど、J3くらいまでは結構アマチュアの選手も多いですよね。サッカーだけで飯を食っていけるのかを考えると、そう簡単じゃない。もし、いつかサッカーやめますとなった時に、やっぱり何も考えられないようではいけない。

ーサッカー以外のところでも、考えることが必要だと。

高原:そう。普段の生活から、そういう風に過ごして、それがサッカーにつながるのが一番いいなとは思ってますよね。

ーパス練習一つとっても、細かく試合の状況をイメージさせていましたね。

高原:そうですね。全部は試合につながっているので。練習のためにやっているわけじゃない。それを考えてほしいと。

ー監督としての手本になるような指導者はいますか。

高原:いや、特にはいないですね(笑)。

サッカー感的には、今まで自分がやってきた、一番大事だなと思ってることを。つまり、自分で考える、ということ。

見て、考えて、判断するという、サッカーはその連続なので。一瞬で判断して、一瞬でプレーする。それを求めていますね。

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