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シャープ、鴻海効果で16年度3年ぶり営業黒字化

[東京 28日 ロイター] - シャープ<6753.T>が28日発表した2017年3月期の連結業績(日本基準)は、営業損益が624億円の黒字だった。前年実績は1619億円の赤字。同社は昨年8月に台湾の鴻海精密工業<2317.TW>の傘下に入り、3年ぶりに営業損益の黒字化を達成。野村勝明副社長は記者会見で、「構造改革やコストダウンの取り組みが想定以上の成果を上げた」と強調した。

純損益は248億円の赤字だったが、赤字幅は前年実績(2559億円)から大きく縮めた。純損益は16年度下期からは黒字(205億円)に転換し、17年1─3月期は全事業分野で営業損益が黒字に転じた。

売上高で最大の液晶事業(ディスプレイデバイス)は前年の1772億円の赤字から35億円の黒字に浮上した。鴻海との相乗効果については、野村副社長は「もともとの計画から達成率は30%上回っている」と説明した。

18年3月期の連結業績予想(日本基準)は、5月26日に予定している中期経営計画説明会で公表するとしている。

トムソン・ロイターがまとめたアナリスト11人の18年3月期営業利益の予測平均値は752億円。野村副社長は今期の損益見通しについて「黒字化は当然と考えている」と、業績回復の継続に自信を示した。復配も視野に入れているという。

鴻海の支援を受けて準備中の有機ELについて野村氏は、「(工場に)装置を搬入している。18年4─6月の商用生産(開始)で予定通り」としている。

東芝<6502.T>がメモリー事業売却に向けて実施している入札に、シャープが鴻海と共同で応じるとの観測について野村氏は「検討はしている」と認めた。ただ、「現時点で決まったものはない」としている。

*内容を追加しました。

(浜田健太郎)

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