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任天堂が9年ぶり増収へ、スイッチ販売は1000万台を計画

[大阪 27日 ロイター] - 任天堂<7974.T>は27日、2018年3月期の営業利益は前年比2.2倍の650億円となる見通しだと発表した。3月3日に発売した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が年間を通じて寄与する。

売上高は前年比53.3%増の7500億円を計画。9年ぶりの増収を予想している。

会見した君島達己社長は「スイッチを立ち上げることによって、ビジネスの流れを変え、売上高も上昇に転じるようにしたい」と語った。

ただ、会社の営業利益予想はトムソン・ロイターがまとめたアナリスト23人の予測平均値1036億円を下回る厳しい数字となった。

君島社長は「ハードを3月に出して最初の年度なので、それなりのプロモーション、宣伝費をかけていくつもりだ。それを考えると650億円も決して優しいものだとは思っていない」と語った。

スイッチは今期1000万台の販売を計画。前期は計画の200万台を上回る274万台を販売した。君島社長は「新しい体験ができることが理解された」とした上で「同時に発売した『ゼルダの伝説』の評価が非常に高く、ソフトがハードをけん引するというわれわれのビジネスが結果につながった」と評価した。

1000万台の販売計画については「チャレンジしていきたいという数字であり、すぐに(達成)できるとは思っていない」としながらも、「Wiiに近い数字にいくような勢いは得られるのではないか」と自信ものぞかせた。

販売台数が1億台超の大ヒットとなった据え置き型ゲーム機「Wii」(2006年11月発売)は初年度(5カ月間)584万台、2年目は当初計画1400万台を大きく上回る1861万台を販売した。

一方、事実上失敗した「WiiU」(2012年11月発売)は初年度(5カ月間)345万台、2年目は900万台の計画に対して実績は272万台と失速した。

スイッチのソフトは前期546万本を販売。今期は3500万本の販売を見込んでいる。

前期はスマートフォン向けゲーム市場に本格的に参入、「スーパーマリオラン」や「ファイアーエムブレム」などを相次いで投入した。スーパーマリオランは1億5000万ダウンロードに近づきつつあるという。君島社長は「ファイアーエムブレムのダウンロード数はマリオの10分の1もいっていないが、売り上げは逆にマリオよりも上にいっている」と収益化に自信を示した。

前期は「ポケモンGO」関連で持分法投資利益202億円を計上している。

2017年3月期の売上高は前年比3.0%減の4890億円、営業利益は同10.7%減の293億円だった。

*内容を追加しました。

(志田義寧)

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