- 2017年04月26日 07:42
【トランプvsオバマ 美しい文章編】
オバマ前大統領!懐かしいですね。24日、大統領退任のあと初めてシカゴで演説しました。
各社「トランプと一度も言わなかった」などと大人の対応をしたと報じています。
一方、「オバマ氏、初めての演説で文章をひとつひとつ完結させ、(話がすぐにそれていく)トランプ大統領を怒らせた」という風刺のコラムも。オバマさんの演説の文章は美しかったですね。
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(Reuters)
USA Todayは、Obama delivers first speech post-presidency, without ever saying 'Donald Trump'(大統領退任後、オバマが初の演説〜一度も"ドナルド・トランプ"と言わずに)の中で、「ホワイトハウスを去って3か月、オバマ前大統領は24日、スポットライトの中に再び踏み出し、若者に政治に積極的にかかわるよう促す一方で、アメリカ政治の二極化を嘆いた。それもDonald Trumpと一度も言わずに」と伝えました。
まず「僕がいなかった間、何か起こったかい?」と冗談交じりに話したそうです。
オバマ氏がかつて教壇に立ったシカゴ大学で20歳前後の若者たちを前に気候変動や機会の減少などを念頭に「確かにいま多くの課題に直面している。どれも深刻で手強いものばかりだが、解決不能なわけではない。解決の妨げになっているのは、政治の問題だ」と述べました。
トランプ大統領の就任から100日を前に初の公の場での演説になったが、ブッシュ元大統領とクリントン元大統領の初の演説の時期と比べて数週間遅かったということです。
New York Timesも、Obama Steps Back Into Public Life, Trying to Avoid One Word: Trump(オバマ、公的な場に再登場〜トランプという一言を回避)というタイトル。
トランプ大統領に繰り返し批判されているオバマ前大統領は、あえてトランプ大統領について触れることを避けたとしています。
「トランプ大統領や共和党を批判することもできたが、それはせず若者たちに政治にかかわるよう促した」ということです。オバマ前大統領は、「私ができるもっとも重要なことは、次世代がリーダーになる準備を手伝うことだ」と述べました。
トランプ大統領に触れなかったのは偶然ではない(Avoiding Mr. Trump was no accident)として、オバマ氏とその側近はこの時期にトランプ大統領と対決するのは政治的に得策でないと判断したということです。
一方、メディアに関する批判や、一方的な見方にしか晒されないリスクに触れた上で失敗から学ぶ教訓や他人の話に耳を傾ける重要性を強調。
さらに、ニヤニヤしながら「それって結婚で学んだんだ。それを知っていれば悩みも嘆きもぐっと減るさ。ま、人生のちょっとしたヒントだよ」と語ったということです。
オバマ氏は退任後、長〜い休暇を取得。さらに回想録を執筆中です。今後は、5月7日ににケネディ大統領図書館とボストン博物館で演説を行うということです。
New Yorkerの風刺コラムThe Borowitz Reportは、確かにパンチが効いています。
「シカゴ大学で行った演説でオバマ前大統領は、完全な文章で話すことに終始した。トランプ大統領に対する残虐な批判だと広く受け止められた」とおもしろおかしく伝えています。
「オバマ氏は、文法が極めて正しい文章に徹した。このところアメリカ国民がホワイトハウスから聞くことのないような完璧な英語だった」ということです。
出席した学生は「オバマ氏は文章を必ず完結するように身を律した。トランプ大統領に対する最大の意地悪だった」と分析したということです。
他の学生は「あんな形でトランプ大統領に対抗するとは思いもしなかった」と語ったそうです。



