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シリア情勢(9日)

シリアの情勢はますます深刻さを増しつつあるやに見えます。10日付のal jzeerah net の記事は、9日シリア各地で殺害されたのは27名に上り、国連の人権高等弁務官は安保理でシリアは内戦に向かいつつあると警告し、またアラブ指導者はアサドに亡命を示唆し始めていると報じています。

人権高等弁務官が内戦の可能性について言及するのはかなり異例のこと(通常は国連連事務総長などの政治面の幹部の仕事と思われる)ではないかとおもわれますが、それだけシリアの情勢が深刻になりつつあると言うことなのでしょう。

記事の要点のみ

・9日シリア各地で軍及び治安機関が殺害したシリア人は27名に上った。
このうち、ダマスカス、ホムスでそれぞれ8名、ハマ郊外で4名、ダラアで3名が死亡した。ホムスのal khalidiah 地区では200名が逮捕された。人権団体はダマスのbarza地区で、治安部隊が市民を処刑しているという写真を公開した。

・国連高等弁務官は9日安保理で、抗議運動開始以来の死者が3500名に達したことを確認し、市民の殺害が続いていることに懸念を表明した。また、弁務官は軍隊からの脱走兵が増加しつつあることに注意を喚起し、このままでいけばシリアは内戦に陥ると警告した。弁務官は平和的に改革が実行できれば最も望ましいが、人民は暴力的な独裁者に対しては最後の手段として武器をとるもので、それがリビアで起きたが、今シリアでも起きようとしていると警告した。

・米国務省中東担当次官補は上院外交委員会の分科会で、殆どのアラブ指導者が、アサドは統治能力を失っていて、シリアの政権変更は必然と見ているとした上で、個人的な意見交換で何人かの指導者がアサドに対して亡命を勧奨したと打ち明けたと語った由。

彼は身の安全保障のために一時帰国していた米大使が近く帰任するであろうとも述べたとのことです(オバマ大統領以下の米政府の対シリア態度が厳しくなっている現在、大使の帰任が関係好転のシグナルと言うことはありえず、米政府がシリア情勢が緊迫化していると考えていることを物語っていると思われます)

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/C09B2CEF-BEB5-41AB-8871-5C064943F5E5.htm?GoogleStatID=1

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