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- 2011年11月10日 13:51
イタリアはもう手遅れなのか・・・?
為替千里眼、昨晩のNY株は400ドル弱の大幅下落と再び危機回避の動意が本格的に再燃してきたような感じですが、言うまでもなく今日の東京株も大幅下落で、日経平均は現状-250円近い下落幅となっております。昨晩の欧州タイムから急激に地合いを損ねた展開ではありましたが、背景にはイタリア懸念、そしてイタリア国債取引に関するLCHクリアネットの証拠金率引上げが直接的な要因となり、国債取引に対する不透明感が一層と強まってしまったような感じです。今回の決定で国債の調達コストが高くなるため、流動性と利回りにとってネガティブに作用する可能性が高いと思われますが、実際の影響を厳密に見積もることは現時点では困難であり、市場参加者もどの程度この材料に反応したらよいのか不明瞭というところかもしれません。ただ、過去のポルトガルやアイルランド国債の例を振り返りますと、今回のイタリア国債の引き上げ幅は非常に小幅でり、追加的な引上げ余地を十分に残していることが指摘されます。上記両国でさえ、追加的に証拠金率を引上げられておりますので、イタリアもまた同様に再度証拠金が引上げられる可能性があることは念頭に置いておくべきかと思います。
さて、ユーロは案の定1.35Lowまで下落し、急落後の自立反発にも乏しいことから、本日の本格動意の木曜日に一段の下落を強いられる可能性も想定しておくべき状況かもしれません。現状ダウ先は-10ドル付近と、今回のイタリア懸念を背景とした株安は、東京の下落でようやく一巡したのかもしれませんが、ユーロドルのデイリーでは雲下限を完全に下抜け、10月初旬安値起点のリトレースメントは61.8%水準をも下方ブレイクしておりますので、その10月安値1.31アラウンドまでの全戻し懸念ですら台頭している状況です。既に独議会では、債務危機国がユーロ圏から離脱することを可能にする枠組みを作成しているとの報道もあり、ユーロ圏分裂のリスクが現実的なものとなりつつあるとの懸念が強まっております。モメンタム的には一気に1.31という可能性は低いと思いますが、1.37〜1.38アラウンドまでは戻りも出やすく、引続き戻り高値はショートメイクのチャンスだと認識しております。
今晩からはある程度マクロ面での材料が公表されますが、引続き市場の争点はギリシャ・イタリアに対するヘッドライン次第といったところですので、あまりマクロに傾倒しすぎても徒労に終わってしまうところかと思います。ロンドンでのBOEレートアナウンスに関しましても、前回APTを拡大したばかりではありますので、こちらも新たな材料が打ち出されるイメージはありません。イタリアに関しましては、改めて言うまでもなくユーロ圏3番目の経済大国ではありますので、その大国の国債利回りがユーロ導入以降の最高水準を更新、明らかに維持不可能な水準に達していることから、既に欧州サイドとしても具体的に市場を安心させる方策に尽きたというのが実情かもしれません。これまでの債務懸念の国々は、EFSFのような安定化ファシリティーでカバーできる規模だっただけに、その都度困難を乗り越えてきましたが、今回のイタリアに関しましてはEFSFの規模では十分とは言えず、現実的な選択肢はほとんどないところではあります。
これまでの債務懸念の動きを振り返って頂ければ概ね想像できるところではありますが、得てして債務懸念が台頭した国は全て結局支払不能に陥っており、その度合いは国々によって異なりますが結論としてはデフォルトです。現在は、債務の持続可能性に大きな懸念を抱いている段階ではありますが、時間共に信認が弱まり支払能力がなくなる流れは、ギリシャ・ポルトガル・アイルランド全てが通ってきた道でもありますので、イタリアも既に時間の問題というところまで来てしまっているのかもしれません。まだまだ波乱要素は残しておりますので、ユーロ動向はもちろん、世界的な金融市場への影響を念頭に取り組む必要がありそうです。その他、そろそろ格付け会社のレーティングリスクにも注意が必要です。
では、午後も頑張りましょう!
さて、ユーロは案の定1.35Lowまで下落し、急落後の自立反発にも乏しいことから、本日の本格動意の木曜日に一段の下落を強いられる可能性も想定しておくべき状況かもしれません。現状ダウ先は-10ドル付近と、今回のイタリア懸念を背景とした株安は、東京の下落でようやく一巡したのかもしれませんが、ユーロドルのデイリーでは雲下限を完全に下抜け、10月初旬安値起点のリトレースメントは61.8%水準をも下方ブレイクしておりますので、その10月安値1.31アラウンドまでの全戻し懸念ですら台頭している状況です。既に独議会では、債務危機国がユーロ圏から離脱することを可能にする枠組みを作成しているとの報道もあり、ユーロ圏分裂のリスクが現実的なものとなりつつあるとの懸念が強まっております。モメンタム的には一気に1.31という可能性は低いと思いますが、1.37〜1.38アラウンドまでは戻りも出やすく、引続き戻り高値はショートメイクのチャンスだと認識しております。
今晩からはある程度マクロ面での材料が公表されますが、引続き市場の争点はギリシャ・イタリアに対するヘッドライン次第といったところですので、あまりマクロに傾倒しすぎても徒労に終わってしまうところかと思います。ロンドンでのBOEレートアナウンスに関しましても、前回APTを拡大したばかりではありますので、こちらも新たな材料が打ち出されるイメージはありません。イタリアに関しましては、改めて言うまでもなくユーロ圏3番目の経済大国ではありますので、その大国の国債利回りがユーロ導入以降の最高水準を更新、明らかに維持不可能な水準に達していることから、既に欧州サイドとしても具体的に市場を安心させる方策に尽きたというのが実情かもしれません。これまでの債務懸念の国々は、EFSFのような安定化ファシリティーでカバーできる規模だっただけに、その都度困難を乗り越えてきましたが、今回のイタリアに関しましてはEFSFの規模では十分とは言えず、現実的な選択肢はほとんどないところではあります。
これまでの債務懸念の動きを振り返って頂ければ概ね想像できるところではありますが、得てして債務懸念が台頭した国は全て結局支払不能に陥っており、その度合いは国々によって異なりますが結論としてはデフォルトです。現在は、債務の持続可能性に大きな懸念を抱いている段階ではありますが、時間共に信認が弱まり支払能力がなくなる流れは、ギリシャ・ポルトガル・アイルランド全てが通ってきた道でもありますので、イタリアも既に時間の問題というところまで来てしまっているのかもしれません。まだまだ波乱要素は残しておりますので、ユーロ動向はもちろん、世界的な金融市場への影響を念頭に取り組む必要がありそうです。その他、そろそろ格付け会社のレーティングリスクにも注意が必要です。
では、午後も頑張りましょう!



