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ユーロ圏、予算や銀行同盟でポピュリズムに対抗を=モスコビシ氏

[ワシントン 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は20日、ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭をあおっている経済の格差拡大に歯止めをかけるため、ユーロ圏は独自の予算と本格的な銀行同盟、意思決定について民主的に責任を果たすことが必要との見解を示した。

モスコビシ氏は米ワシントンのピーターソン国際経済研究所で行った講演で、欧州市民は単一通貨の導入があまり多くの利益をもたらしていないとして失望していると述べた。

さらに、ユーロ圏における社会経済的な格差拡大に歯止めをかけることが、「単一通貨の持続可能性を確保し、ポピュリズムの台頭を抑え込むための必須条件だと考えている」と語った。

ユーロ圏の不完全な統治が加盟国の間で経済的な収れんではなく格差を生じさせ、この格差が経済への不満に根ざしたポピュリズムをあおってきたと指摘、「こうした経済格差によって政策に対する考え方もどんどん二極化している」とした。

このトレンドを反転させるには、銀行システムのリスクを低下させるとともに全加盟国で共有し、かつ預金がより確実に保護されるよう、ユーロ圏19カ国による銀行同盟にあらゆる機能を持たせる必要があるとの見解を示した。

モスコビシ氏は、ユーロ圏独自の予算と意思決定における欧州議会の役割強化が重要な一歩となると強調した。

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