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  • K.K.
  • 2011年11月08日 21:52

医師の確保にはお金をかけるか手間暇かけるか・・・

以前、どこかでネタにしましたが、公立病院の医師確保の問題です。ええ。日経新聞に出ていたので、それで思い出しまして、ちょっとネタに・・・
医師確保、紹介業者に年767万円 日本病院会調べ (2011/10/31:日本経済新聞・夕刊)

医師や看護師の紹介を受けるため、病院が人材あっせん業者に手数料として支払った年間の平均額が767万円に上ることが31日、日本病院会の調査で分かった。医師の派遣元となる大学には、手数料とは別に研究費などの名目で1病院あたり年間365万円の寄付をしていた。同会は「多くの病院が医師や看護師の確保に苦悩している実態が明らかになった」としている。
実際のところ、そのような支払いを行っていない病院もあるわけで、あくまで、支払っている病院の平均であることに留意が必要です。

ただ、現在の医師不足、特に地方での医師不足は非常に深刻な問題です。報道されているような努力を行って、ようやく確保されているというのも現状です。実は、私の地元の公立病院でも、かつて、人材不足の問題がありました。まぁ、かつてと書きましたが、今もそうなんですがね。

で、当時の病院の事務局長さんとかは、そんなにお金も出せないので、地道に病院を回り、その度々には、地元の特産品をお土産に渡し、大学や大型病院との信頼関係を作り、なんとか人材確保のパイプを維持していました。

ところが、とある年、病院の議会で、この出張旅費やお土産が問題となりました。議員さんいはく「経費削減が急務の折、公立の病院が、賄賂のようなことを行ってどうするのか」と。多分、公立病院の病院議会の関係者さんの中では、そのようなコトを考える人は多いのではないでしょうか?

ちなみに、病院議会というのは、その病院に出資している自治体の議員さんたちで構成されている、運営委員会のようなものです(略しすぎ・・・)。

で、病院議会から病院の事務局に対し、「不適切な支出であるから止めるように」と、指導が行われました。

はい。これで、大学や大型病院とのパイプは切れました。それから徐々に、じわじわと、医師不足がますます深刻化し、病院の診療科目や開院日数が減り、住民からの批難・苦情が増加するようになりました。すると、当然、病院議会でも、問題となり、「何故、診療科目や開院日数が減っているのか。病院の事務方は、一体何をしているのか」と、糾弾がはじまるわけです。

ホント、議会なんて、言うだけで、責任を取らないんだなと、その時、私は、思ったものです。

以上、どこかで書いたお話。

が、しかし・・・その後、続報がありました。

ええ。その病院の事務局は、議員さん連中に、はっきり言っちゃったそうです。

「我々は、地道に病院を回り、法人としての社会通念上の範囲で交際を行い、大学や中核病院との信頼関係を作り、なんとか人材確保のパイプを維持してきた。その行為を止めさせたのは、あなた方病院議会だ。現在、我々は、あなた方の言う指針の範囲内で努力し、人材確保を行っている。今の発言は、あなた方の指針に従った我々に対する糾弾であるから、あなた方も、自ら責任を負う義務がある。もちろん、力及ばなかった事務局長・事務局次長は職を辞する覚悟がある。あとは、あなた方がどうされるかという問題だ」

ちょwww

まぁ、公立病院の事務局幹部なんて、定年後の役所幹部OBですので、辞める覚悟なんて、いつでもできています。

(もう、一度、定年まで働いてんだから・・・ってぉぃ)

しかし、議員さんに、そんな覚悟があるかと言えば、さてww

せいぜい、病院の混乱を招いた責任を叩かれ、議員の評価に傷をつけるだけのことです。実際、この発言情報が回ってきたのは、非公式ルートでのことですので、事務方がどの程度キツいことを言ったのかはわかりません。また、病院議会(もしくは非公式な委員会)の議事録の中に残された否かもわかりません。もしかしたら、もっともっと非公式な場で言ったのかもしれません。

ただ、その病院の事務局長と事務局次長は、その後も地味に地道に病院の医師確保を続けていたそうです(苦笑)。

まぁ、なんだかんだで、割りを食ったのは、病院を必要としている地域の住民であるということは間違いありません。

何にしても、最後にモノを言うのは、人脈とお金であることは、冷徹な現実であるというのは、疑いないようですね。

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