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- 2017年04月14日 09:00
【質問】自衛隊に女性は必要ですか?
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被災地では、お風呂以外の生活支援でも女性隊員はある程度の数が必要だと思います。
以前、東北地方で勤務をされていたある女性の高級幹部自衛官の方が「被災者の半数は女性。だったら被災者を支援する自衛官も半数が女性であったほうが良い」と言われていたのですが、なるほどそう考えるとそうだよな~と思いました。
まあ、「被災者を支援する自衛官の半数が女性」はなかなか現実的ではないでしょうけど……。
あと、女湯以外でも、女子トイレや女子更衣室など、女性隊員にしか入れない場所は意外とありますね。
有事でも災害時でも、緊急な場合には男性隊員が入らざるを得ないこともあると思いますが、緊急ではない状況で、「ここに爆弾仕掛けられてないかな~」とさくっとチェックに行くようなときは女性隊員しか入れません。
そう考えると、女性隊員は「抑止力」のためにも必要なのかな。
ある部隊がどこかのエリアの「ここに爆弾仕掛けられてないかな~」チェックを担当していたとして、その部隊に女性隊員(臨時勤務も含めて)が一人も配置されていないことをヨコシマな組織が知ったら、「じゃあプールの女子更衣室に爆弾仕掛けたら発見されないんじゃね?」とか思わせちゃいそうだし。
……と、「自衛隊の仕事で、これは女性じゃなきゃ無理だ」を考えてみたんですが……このくらいかな?
音楽隊とか広報とか接遇とか、「女性じゃなきゃ無理だ」というより「女性もいた方が良くね?」なお仕事はいろいろありそうですね。
「女性じゃなきゃ無理だ」なお仕事……他にもなにかあるでしょうか。
となると、後は、
・男性じゃなきゃ無理だ
・男性でも女性でもOKだ
なお仕事となります。
このうち、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事の場合。
自衛隊は、戦闘を伴う「国防」を担う組織であるため、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事は、「男性を採用するべきだ」とお考えの方も多いと思います。
「男性でも女性でもOKなら、女性よりも男性の方が良い」と。
「男女雇用機会均等法とか男女平等とかいろいろあるけど、それは他の組織の場合。自衛隊の仕事は、例外を除いてすべて男性がやるべき」というご意見は、私もよく聞きます。
そして、「その通りだなあ」と思います。
じゃあ、なぜ防衛省は女性自衛官を増やそうとしているのか。
なぜ、自衛隊により多くの女性が必要なのか。
それは、単純に「若者が減ってるから」じゃないでしょうか。
20歳前後の若者がすげーたくさんいるなら、「自衛官は例外を除きすべて男性」でもやっていけると思うんです。
22万の自衛官を男性だけでも確保できると思うんです。
でも現在、それは無理なお話です。
今はどの企業でも「優秀な若者の取り合い」です。
若者の数が減ってますからね。
減ってるのに、以前と同じ人数を維持しようと思えば、さらに「できるだけ優秀な人材を」となれば、そりゃ取り合いになります。
そしてそれは自衛隊も例外ではありません。
「優秀な若者に入隊してもらおう」と募集担当の自衛官さんはみなさんご苦労をされています。
企業も自衛隊も、どこも大変です。
「自衛隊が募集に苦労している」ことで「安保法制の影響ガー戦争ガー」なご意見もありましたが……自衛隊だけじゃないですからね。苦労してるのは。
そういえば、去年の今頃は「防大卒業者の任官拒否が増えた!安保法制の影響ガー戦争ガー」とメディアでわーわー騒いでましたが、今年はとんと聞きませんね。
別に安保法制は消えてなくなったワケじゃないのに。
というか、去年「防大卒業者の任官拒否が増えた」のはある前向きな事情があって、安保法制はまったく関係なくて……という話を関係者からお聞きしたんですが、話が逸れまくるのでこれはまた後日。
(もしこの関係者さんからOKがもらえたら書くかもしれませんが、場合によっては私の心のウチに秘めておきます)
話を戻します。
若者が減っている現状、優秀な若者に入隊して欲しい……となると、「自衛隊に入りたい男性」だけでは頭打ちなんです。
「自衛隊に入りたい女性」をもっと採用しなきゃなんです。
女性が6%弱の自衛隊は、女性の募集人数がとっても少なくて、毎年とっても優秀な女の子が自衛隊を受験するも不採用となっています。
「ええ?!こんな優秀な子が不採用なの?!」は、もう慣れ過ぎて最近は驚かなくなってきました。
単純に、「もったいない」と思います。
私よりも、募集担当者さんたちのほうが「もったいない」を痛切に感じていらっしゃるのではないでしょうか。
となると、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事を担当する女性の数は、当然増やした方が良いですよね。
女性をもっとたくさん採用した方がいいですよね。
もちろん、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事が女性ばっかりとなると、それはそれで成り立たなくなるでしょうけど。
……などなどの事情を考慮して、「現在6%弱の女性の割合を、2030年までに9%に」という目標なんじゃないかなーと思います。
この「9%」という数字、キリのいい「10%」ではなく「9%」という数字に、目標を設定したご担当者さんの思慮とご苦労が伺えるような気がします。
私は女性で、予備自衛官をやっています。
ライターとして、全国各地の自衛隊の部隊を取材しています。
いろんな「自衛隊」を知れば知るほど、「やっぱ自衛隊は基本男性がやるもんだな」と思います。
これが、正直なところです。
「自衛官になりたい!」というたくさんの女の子たちの夢は叶って欲しいのですが、「日本の平和と安全」「国民を守る」ことを考えれば、「やっぱ自衛隊は基本男性がやるもんだな」と思います。
でも、現状はそうはいきません。
いろんな背景があり、自衛隊に女性も必要なのが現実です。
もっとたくさんの男の子たちが「自衛官」を将来の道として考えてくれるようになれば、少しは変わってくるのかな。
できれば、「優秀な男の子がたくさん予備自衛官に志願してるから、岡田はもう任期更新しないよ」と自衛隊さんに言われるくらいになればいいな~と……まあそれはそれでとっても悲しいんですが、でも日本のことを考えたらそっちの方がいいですしね。
ということで……そこの若者!
将来「自衛官」ってどうよ??
「予備自衛官」って手もあるよ!!
以前、東北地方で勤務をされていたある女性の高級幹部自衛官の方が「被災者の半数は女性。だったら被災者を支援する自衛官も半数が女性であったほうが良い」と言われていたのですが、なるほどそう考えるとそうだよな~と思いました。
まあ、「被災者を支援する自衛官の半数が女性」はなかなか現実的ではないでしょうけど……。
あと、女湯以外でも、女子トイレや女子更衣室など、女性隊員にしか入れない場所は意外とありますね。
有事でも災害時でも、緊急な場合には男性隊員が入らざるを得ないこともあると思いますが、緊急ではない状況で、「ここに爆弾仕掛けられてないかな~」とさくっとチェックに行くようなときは女性隊員しか入れません。
そう考えると、女性隊員は「抑止力」のためにも必要なのかな。
ある部隊がどこかのエリアの「ここに爆弾仕掛けられてないかな~」チェックを担当していたとして、その部隊に女性隊員(臨時勤務も含めて)が一人も配置されていないことをヨコシマな組織が知ったら、「じゃあプールの女子更衣室に爆弾仕掛けたら発見されないんじゃね?」とか思わせちゃいそうだし。
……と、「自衛隊の仕事で、これは女性じゃなきゃ無理だ」を考えてみたんですが……このくらいかな?
音楽隊とか広報とか接遇とか、「女性じゃなきゃ無理だ」というより「女性もいた方が良くね?」なお仕事はいろいろありそうですね。
「女性じゃなきゃ無理だ」なお仕事……他にもなにかあるでしょうか。
となると、後は、
・男性じゃなきゃ無理だ
・男性でも女性でもOKだ
なお仕事となります。
このうち、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事の場合。
自衛隊は、戦闘を伴う「国防」を担う組織であるため、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事は、「男性を採用するべきだ」とお考えの方も多いと思います。
「男性でも女性でもOKなら、女性よりも男性の方が良い」と。
「男女雇用機会均等法とか男女平等とかいろいろあるけど、それは他の組織の場合。自衛隊の仕事は、例外を除いてすべて男性がやるべき」というご意見は、私もよく聞きます。
そして、「その通りだなあ」と思います。
じゃあ、なぜ防衛省は女性自衛官を増やそうとしているのか。
なぜ、自衛隊により多くの女性が必要なのか。
それは、単純に「若者が減ってるから」じゃないでしょうか。
20歳前後の若者がすげーたくさんいるなら、「自衛官は例外を除きすべて男性」でもやっていけると思うんです。
22万の自衛官を男性だけでも確保できると思うんです。
でも現在、それは無理なお話です。
今はどの企業でも「優秀な若者の取り合い」です。
若者の数が減ってますからね。
減ってるのに、以前と同じ人数を維持しようと思えば、さらに「できるだけ優秀な人材を」となれば、そりゃ取り合いになります。
そしてそれは自衛隊も例外ではありません。
「優秀な若者に入隊してもらおう」と募集担当の自衛官さんはみなさんご苦労をされています。
企業も自衛隊も、どこも大変です。
「自衛隊が募集に苦労している」ことで「安保法制の影響ガー戦争ガー」なご意見もありましたが……自衛隊だけじゃないですからね。苦労してるのは。
そういえば、去年の今頃は「防大卒業者の任官拒否が増えた!安保法制の影響ガー戦争ガー」とメディアでわーわー騒いでましたが、今年はとんと聞きませんね。
別に安保法制は消えてなくなったワケじゃないのに。
というか、去年「防大卒業者の任官拒否が増えた」のはある前向きな事情があって、安保法制はまったく関係なくて……という話を関係者からお聞きしたんですが、話が逸れまくるのでこれはまた後日。
(もしこの関係者さんからOKがもらえたら書くかもしれませんが、場合によっては私の心のウチに秘めておきます)
話を戻します。
若者が減っている現状、優秀な若者に入隊して欲しい……となると、「自衛隊に入りたい男性」だけでは頭打ちなんです。
「自衛隊に入りたい女性」をもっと採用しなきゃなんです。
女性が6%弱の自衛隊は、女性の募集人数がとっても少なくて、毎年とっても優秀な女の子が自衛隊を受験するも不採用となっています。
「ええ?!こんな優秀な子が不採用なの?!」は、もう慣れ過ぎて最近は驚かなくなってきました。
単純に、「もったいない」と思います。
私よりも、募集担当者さんたちのほうが「もったいない」を痛切に感じていらっしゃるのではないでしょうか。
となると、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事を担当する女性の数は、当然増やした方が良いですよね。
女性をもっとたくさん採用した方がいいですよね。
もちろん、「男性でも女性でもOKだ」なお仕事が女性ばっかりとなると、それはそれで成り立たなくなるでしょうけど。
……などなどの事情を考慮して、「現在6%弱の女性の割合を、2030年までに9%に」という目標なんじゃないかなーと思います。
この「9%」という数字、キリのいい「10%」ではなく「9%」という数字に、目標を設定したご担当者さんの思慮とご苦労が伺えるような気がします。
私は女性で、予備自衛官をやっています。
ライターとして、全国各地の自衛隊の部隊を取材しています。
いろんな「自衛隊」を知れば知るほど、「やっぱ自衛隊は基本男性がやるもんだな」と思います。
これが、正直なところです。
「自衛官になりたい!」というたくさんの女の子たちの夢は叶って欲しいのですが、「日本の平和と安全」「国民を守る」ことを考えれば、「やっぱ自衛隊は基本男性がやるもんだな」と思います。
でも、現状はそうはいきません。
いろんな背景があり、自衛隊に女性も必要なのが現実です。
もっとたくさんの男の子たちが「自衛官」を将来の道として考えてくれるようになれば、少しは変わってくるのかな。
できれば、「優秀な男の子がたくさん予備自衛官に志願してるから、岡田はもう任期更新しないよ」と自衛隊さんに言われるくらいになればいいな~と……まあそれはそれでとっても悲しいんですが、でも日本のことを考えたらそっちの方がいいですしね。
ということで……そこの若者!
将来「自衛官」ってどうよ??
「予備自衛官」って手もあるよ!!



