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米のミサイル攻撃のその後

米の巡航ミサイルによるシリア空軍基地爆撃に関しては、その後もアラビア語メディアも種々報道しているところ、断片的ながらとりあえずいずれにせよ、米ロの問題が主ですから(それがシリア問題の本質…もちろんそれにイランとヒズボッラーが加わるが)、むしろ読者に置かれては欧米、や日本の報道を読まれたほうが早くて、正確でしょう。

ただしこういう話になると、よく訳の分からない話(鬼面人を驚かすというのか!)がネットやバラエティ番組には、氾濫するので、やはり信頼されている一流紙やBBCとかに頼られることが肝心でしょう。

・本日からモスクワを訪問する国務長官について、ロシア大統領府報道官は、プーチンとの会談の予定はなく、外交儀礼に従って、ロシア外相と会談すると語った
(国務長官はプーチンともかなり面識があり、通常ならば当然会うのでしょうが、米攻撃に対する批判の表明でしょう)

・米大統領報道官は10日、アサド政権に対する警告として、今後再びアサド軍が化学兵器や樽爆弾を投下して、婦女子を含む無辜の市民を殺傷する場合には、米軍が再び攻撃することもありうると発言した。
(これまで人権団体等は、たる爆弾という無差別殺傷兵器は多くの場合市民を殺傷するだけのことが多いとして批判してきたが、多数の樽爆弾がほぼれ連日使用されても、オバマ政権もトランプも、red line だとして、その使用に警告を発したことはなかったように思われる。

今回のミサイル攻撃も化学兵器使用に対する懲罰としてきたところ、ここにきてトランプがその軍事力行使の可能性にたる爆弾の使用も含めたのか否かは不明。

もっとも、樽爆弾には塩素ガス等の毒ガスが入れられていたこともあったかと思うので、樽爆弾禁止というのが化学兵器の入ったものだけを指すのか、樽爆弾一般をさすのかは不明?

仮に後者とすれば、トランプがこの発言を真面目にしている場合には、米軍の報復攻撃は一挙に大規模化して、さらなるロシア等との摩擦を招くことになると思うが、そこまで考えての発言か否かは疑問)

・米攻撃を受けて、シリアに約1000名の特殊部隊等を擁し、連日ISに対する空爆を行っている米軍は、現地米軍保護のために新たな措置(軽微の由)をとったよしなるも、その詳細は発表していない。
またISに対する空爆は、現在もこれまで通り行われており、ロシアとの間に大きな問題は生じておらず、またロシア軍とも意思疎通は行われている由

http://www.alquds.co.uk/?p=702249
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/04/10/أميركا-تبقي-احتمال-شن-مزيد-من-الضربات-في-سوريا-قائماً.html
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/04/10/أميركا-تبقي-احتمال-شن-مزيد-من-الضربات-في-سوريا-قائماً.html


大方のメディアも、米政権内の食い違いや、トランプがcoherentなシリア政策を有していないのではないか等の疑問を自問自答しているところ、トランプがわざと政策をあいまいにして、相手や味方を混乱させようとしているのでない限り、そろそろcoherent な、シリア、中東(特に対イラン)、ロシア政策を模索する時期ではないでしょうか?

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