記事

「引きこもり」が高年齢化

先日、「引きこもり」が高年齢化しているということを知りました。引きこもりの相談を受けつけている全国の自治体窓口のうち、家族会が150ヶ所を調べたところ、40代のケースに対応した経験がある、という回答が62%に上ることがわかった、と報じられています。50代も多く、高年齢化している深刻な状況がわかりました。

引きこもりが長期になり40代、50代になると、親も高齢になり、 介護が必要になったり経済的に困窮したりして、親子で共倒れになる可能性があります。

国では、引きこもりの実態調査を30代までしかしていず、主に青少年の問題と捉えられてきましたが、高年齢化しているので、対策の見直しが、必要になっていると思います。

自治体窓口で、引きこもりの対応経験があったうち、40代が62%で最も多く、次いで30代が52%の窓口で対応していました。50代も45%の窓口で対応しています。40代以上の場合、課題となっているのは、「就業活動や仕事への定着」「人間関係やコミュニケーション」「経済的な困窮」が、目立っています。支援の連絡先として、ハローワーク、生活保護を担当する福祉事務所、介護施設などが上げられていますが、有効な解決策をなかなか見いだせていないのが現状、とのこと。

内閣府は昨年、引きこもりの人が推計54万人余り、という調査結果を公表しましたが、対象は15~39歳に限定されていて、40歳以上は対象になっていません。40歳以上を含めた調査をしている自治体もあり、中には3~5割が40代以上、という実態もあります。

国や自治体の支援策が高年齢者を対象としていない中で、地域支援センターが各地に設置されましたが、都道府県や政令市に1ヶ所しかなく、身近で相談できる状態ではありません。国や自治体の公の対応が、当然必要ですが、生活困窮者の支援と同じように、ひとりひとり状況は違いますからNPOをはじめとする市民の協力を得て協働してあたることが大切だと考えます。

あわせて読みたい

「引きこもり」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    韓国の世代間格差 怒る若者たち

    ニッセイ基礎研究所

  2. 2

    ひろゆき氏 デジタル庁巡り提案

    西村博之/ひろゆき

  3. 3

    菅外交は未知数 韓国とどう交渉

    舛添要一

  4. 4

    各紙の新閣僚めぐる紹介文が茶番

    常見陽平

  5. 5

    汚染語らぬ平沢復興相に福島落胆

    鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)

  6. 6

    GoTo Eatは業者が儲かるカラクリ

    田中龍作

  7. 7

    ワークマン コロナ打撃に強い訳

    南充浩

  8. 8

    アイヌ民族への謝罪せぬ日本政府

    畠山和也

  9. 9

    関心すら持たれぬ野党は自業自得

    上田令子(東京都議会議員江戸川区選出)

  10. 10

    10万円給付コスト「ありえない」

    ABEMA TIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。