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“公開”先にたたず!

先日のブログに、「海保隊員が命がけで取ったVTRを全面公開しないと“後悔”するのでは?」と警告しておいたが、とうとうそのとおりになった。

「人の口に戸は立てられない」とも言う。噂話が人間は大好きなのであって、「ここだけの話」が一瞬にして広まるのが世の常である。ましてや今やインターネットの世界。中国では4億人ものネットユーザーがいて、「烏有之郷」とか「毛沢東之墓」という「反共ウエブサイト」は、当局が血眼になって追いかけているのだがいまだに“健在!”、消しても消しても拡散するので手に負えないという。

わが国でも、公安の秘密資料が流れて大問題になっているように、この手の情報公開は取り締まれないのが実態だろう。特に、まじめにコツコツと任務に取り組んでいる現場の“公務員”のなかには、例えばやっと取り押さえた「密入国者」を、上司が「ご苦労さん、しかしこれは無かったことにしておくから・・・」と握りつぶしたとしたら、やる気がなくなるのは当然である。しかも、都合が悪い問題を抱えた?議員さんの圧力に負けて上司が「保身・出世」のためにやったとしたら、担当者が悲憤慷慨するのが人間というもの。任務放棄(サボる)は当然だとしても、義憤に駆られて「内部告発」するのは、大阪地検の例が証明している。

今回のVTRの流出目的について某夕刊紙に聞かれたが、金が目当てだったら「有力なテレビ局」に流すだろうから「金目当て」ではなかろう。世間を騒がせるのが目的の「愉快犯」でもなかろう。世論を眺め、政府の異様な判断に疑問を持つ者が「義憤」に駆られてやったと見るのが妥当ではないか?と答えておいたが、そんな「人間の本性」さえ認識していない「抜け殻内閣」が、陰謀渦巻く国際社会を乗り切れる外交が出来るはずはなかろう。

今朝は早くから電話がガンガン入って、例のVTRがユーチューブに流れている!と知らされた。立ち上がりが遅い私のPCを開いたときにはすでに「消去」された後だったが、すぐに「ニコニコ」で流れています、というので今見終わったところである。

海保隊員の「現場記録」目的の画像らしく、時刻や状況などを記録する淡々とした音声が入っていて、はじめはなんとなくもどかしかったが、動かぬ密漁の現場を押さえていたのだろう。体当たりされて少しは「あわてた?」様だが、現場の雰囲気がよく伝わる内容であった。しかし、中国船が逃走を図った場面では、「ロシア警備艇なら直ちに銃撃しただろうに」と思わされた。日本人は芯から「優しい!!」

もっと面白かったのは、画面の背景に流れる夥しい読者の意見である。インターネットを自由に操れるのだから、ほとんど若者たちというべきだろうが、その大多数が「菅内閣・民主党を打倒せよ」と痛烈に批判している。今の首脳部は、所詮安保騒動時代のゲバ学生上がりだ、と酷評する気はないが、この現場を撮影したVTRを「非公開」又は「修正」させた“首脳”様たちの根拠が知りたいと思う。どんな「判断基準」に基づいたものか。又、このVTRを流出させた「犯人探し」をすることなく、「海保が勝手に流したもので、政府は関係していない」と、船長を開放した「那覇地検」同様な扱いをすべきだろう。そこまでの腹があれば、の話だが。

おそらく、これが引き金となって、民主党政権は大きなダメージをこうむることになろう。だから私は「全面公開しないと“後悔”する」と先日警告したのである。“公開”先にたたずか!

口に出して言いたくはないが、現閣僚たちを見ていると、高学歴なのに「判断力」は劣等生以下だな〜と痛感する。こんな方々に政治は任せておれない!と若者たちが憤るのは当然だろう。今日のVTR流出で、“偏向”マスメディアの反応やアワテブリが楽しみである。それとも恒例の「無視」を決め込む気だろうか?

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