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ベネズエラ国債、政局緊張で暴落 デフォルト不安も

[31日 ロイター] - ベネズエラの最高裁が国会の権限を事実上停止する決定を下したことを巡って政治的緊張が高まり、ベネズエラ国債は31日暴落した。トムソン・ロイターのデータによると、発行規模が40億ドルに上る指標の国債(償還期限2027年9月、表面利率9.25%)の価格は、ドルに換算して0.035ドル超安い0.464ドル前後へと下落した。

価格と反対の動きを示す利回りは1.55ポイント高い23%近くまで上昇し、昨年8月以来の高水準となった。1日の上昇幅としては昨年10月以来の大きさだった。

ベネズエラ最高裁は29日夜、石油合弁事業の認可において、国会の役割を代行することを決定。これに対し、国際社会から批判の声が上がり、国内では抗議活動が行われた。31日に同国検事総長が最高裁の動きを批判すると、国債相場はさらに下落した。

満期までの期間がより長い国債(償還期限2038年3月、表面利率7%)の値下がりは一段と大きく、価格は0.40ドルに低下。30日は0.426ドルだった。利回りは18.22%と、前日の17.17%から上昇した。

カラカスのある債券トレーダーは「投資家はリスクが悪化しているとみて、売りに動いている。しかし、あまりないとはいうものの、一部では買う動きもある」と指摘した。

ベネズエラは4月に政府や国営石油会社の債券の償還などに関し30億ドルの支払いが必要になる。ベネズエラ政府は支払いに自信を見せているものの、その後も10月と11月に大きな支払いが控える。

オックスフォード・リサーチのアナリストは31日に発表したリポートで「市場参加者の多くはベネズエラ国営石油会社(PDVSA)が4月償還分の支払いには対応できると考えているものの、10月、11月分については懸念する声が多い。それでもわれわれの分析したところでは、資金状況はタイトな状態が続くが、2017年内は政府は外部債務をやりくり可能だ」と指摘した。

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