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家事を「手伝う」から、妻はイラつく

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妻が泣いて喜ぶ、入浴後のちょっとした「家事」

【こうすると妻が喜ぶ! 夫の家事分担 成功の秘訣3】

▼担当した家事は最後まで仕事感覚でやり抜く

生団連が実施したアンケート調査のなかでは、手伝ってくれた夫の家事に対して、様々な自由意見も寄せられています。

例えば、「休日の晩ご飯づくり」については……。
「予算度外視の高価な食材より、家にある食材で作ってほしい」
「後片付けしながら作ってほしい」

食器・調理器洗いについては……。
「シンクまわりが水でビチョビチョになっているので気をつけてほしい」

などが挙げられます。夫としては、せっかく家事を手伝っても妻が喜んでくれないことに対して、残念な気持ちになるかもしれませんが、受け持ち分は最後まで責任を持つという、仕事感覚が家庭内でも重要なのかもしれません。

『男の「ちょいカジ」マニュアル』では、各消費者団体からの助言を元に、家事のコツを掲載しています。

お風呂掃除のコツであれば、

「入浴後、お風呂場全体に水(*お湯ではなく)をかけ流すことを習慣にすると、カビの予防になる」
「排水溝に溜まった髪の毛は、匂いやパイプ詰まりの原因にもなるので毎回捨てる」

などが例として挙げられます。

最後のひと手間、それをやることで妻の夫に対する評価は上がるのではないでしょうか。また、賢い家事の智恵を知っていることでも、評価は高まるに違いありません。

「夫婦の家事分担では、夫が一人で担当した家事を遂行できないことで、夫婦の対立構造(家事を教える側と教えを乞う側)が生れてしまうことがあるため、マニュアルには、具体的な家事のアドバイスを入れています。夫が担当した家事を一人でやり遂げることが、夫婦の家事分担を継続するためには必要だと考えます」(八木氏)

夫が手伝える家事を増やすことも大切ですが、最初の段階ではあまり欲張らず、担当すると決めた家事に関しては、妻の支援を得ずに完遂できるようになることが、家事分担を継続的に上手に行う重要なポイントであるのです。

理想は、「家事分担を何も決めない」家庭

▼最後に

佐藤氏からは、このような意見も頂きました。

「現在の日本社会では、家事をほとんどやらない男性が多いので、そのような男性に少しでも家事参画をしてもらいたいという思いで、非常にベーシックな内容を盛り込んでマニュアルを製作しました。しかし、本来は、夫婦で細かい分担を決めなくても、早く帰ってきた方が食事の準備をするといった自然体で家事分担ができることが理想であり、そのように夫婦の形が変化することを望んでいます」

本稿では、子育て夫婦の家事分担を成功させる秘訣に向けて、夫ができることを考えてみました。今後の理想は、男性の家事参画が当たり前の社会をつくることです。夫婦の家事分担の在り方について、さらに議論を深めていければと思います。

*注2:『男の「ちょいカジ」マニュアル』は、「人口減少と超高齢社会」対策の一環として、家事の知識や経験が不足している男性をターゲットに、家事参加のきっかけ作りとして、家事の初歩、第一歩にフォーカスした小冊子。その製作にあたって、各消費者団体(一般財団法人 消費科学センター、公益社団法人 札幌消費者協会、埼玉県地域婦人会連合会、堺市消費生活協議会、特定非営利活動法人 関東シニアライフアドバイザー協会、特定非営利活動法人 東京都地域婦人団体連盟)の協力を得ている。

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